イラン石油相:原油生産量の維持を支持-自国の生産抑制言明せず (1)
2016/02/18 06:21 JST
(ブルームバーグ):イランは17日、サウジアラビアとロシアが合意した原油の生産量維持案に支持を表明したが、自国が生産を抑制するかどうかについては言明しなかった。
石油輸出国機構(OPEC)2位の産油国であるイランのザンギャネ石油相は同じく加盟国のカタールとイラク、ベネズエラとの協議を終えて、サウジとロシアが打ち出した原油生産を1月水準で維持するとの計画を含め、石油市場の安定化を図るいかなる取り組みも支持すると語った。同国石油省のシャナ通信が報じた。サウジとロシアは合意の実現が他の主要産油国の協調にかかっていると述べたが、ザンギャネ石油相はイランが先月の経済制裁解除を受けた増産計画を変更するかどうかについては言及しなかった。
コメルツ銀行の商品市場戦略責任者、オイゲン・ワインベルク氏は「イランが合意に参加しなければ、あまり価値はない」とした上で、「制裁解除に向け長く奮闘し、ようやく自由を手に入れたイランが生産凍結という形で自らに制裁を科すことを選ぶだろうか」と指摘した。
サウジとロシアがドーハでの公約は他の産油国が参加するかどうかにかかっていると表明したことから、産油量凍結が完全実施されるかどうかは依然不透明だ。ロシアとカタール、サウジ、ベネズエラのエネルギー省にコメントを求めたが、これまでに返答はない。
イランは原油生産を日量約100万バレル増やし、市場シェアを回復することを目指している。シャナ通信は17日、国営イラン石油公社(NIOC)のマネジングディレクター、ロクノディン・ジャバディ氏が同国は3月20日までに日量50万バレルの増産を行うべきだと述べたと伝えた。
原油相場は協議終了後に一段高となった。ロンドン時間17日午後4時32分(日本時間18日午前1時32分)現在、ICEのブレント原油先物は7.1%上昇し1バレル=34.46ドル。
原題:Iran Backs Oil Producer Freeze Without Pledging Supply Curbs (2)(抜粋)
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更新日時: 2016/02/18 06:21 JST