FX取引をするファンドへの投資名目で顧客から資金を集めたとして、警視庁生活経済課は17日、投資会社の元社長、勝部俊秀容疑者(47)=住所不定=と元副社長ら計3人を出資法違反(預かり金の禁止)容疑で逮捕した。同課によると、全国の400人超から計約20億円を集めていた。勝部容疑者ら2人は容疑を認め、1人は認否を留保しているという。
同課によると、勝部容疑者らは自社のファンドへの出資を呼びかけていたが実際は運用せず、出資金の一部を配当に充てていた。出資者は23都道府県に及び、架空の運用報告書を作るなどして信用させていたという。
逮捕容疑は2013年4月~14年12月、東京都世田谷区の無職女性(64)ら男女5人に月3~8%の利息を払うなどと約束し、計1億2870万円を集めた疑い。
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