今ほどインターネットが普及していない時は、イメージだけで契約したり知人などの評判しか頼る情報がありませんでした。
しかし、パソコンやスマホを持っている割合が1人1台といっても過言ではない時代になり、ネットを使えばどんな情報でも得られるようになりました。
電力自由化では新電力を比較するサイト、インターネット回線では光コラボ事業者などの比較サイトが数えきれないほど存在し、正しい情報さえ得られれば損をする可能性はなくなったのです。
正しい情報さえ分かれば・・
ネット社会では永遠の課題となりそうですが、業界に長くいてそれなりの知識はあるので、少しでも騙される確率を下げられる情報として「比較サイトの見分け方」を紹介していこうと思います。
目次
比較サイト運営者の目的
頼んでもいないのにいろいろな商品・サービスを勝手に紹介してくれて、そのうえ比較までしてくれるなんて!と思っている人はいないでしょうが、比較サイトを運営する目的としては大きく分けて2通りあります。
- 掲載する企業と提携して売上を上げる
- グーグルなどの広告を貼ることで売上を上げる
「1」は会社の事業として行っていることが多く、「2」は個人で副業として運営していることが多いです。どちらも最終的な目的は収益を上げることですが、大きな違いは情報量の違いと「内容の自由度」にあります。
大手比較サイトの特徴
法人単位で運営している比較サイトだと、携わっている人員の数が個人のサイトと比べ桁違いに多く、得られる情報の数も比例して充実しています。しかし、掲載している企業と提携している関係上、あまり好き勝手な情報を伝えることができなくなってしまいます。
個人運営サイトの特徴
個人で運営しているサイトでは、大手比較サイトに比べ新着情報を発信するスピードが遅く、記事の更新が不定期となり目新しいニュースなどには不向きとなります。ただ、企業とのタイアップがないことから、企業には不利益でも消費者には有益な情報を発信する事が可能です。
「電力比較」おすすめサイトの見分け方
比較サイトがどういった仕組みなのか大体把握できたと思いますが、情報弱者の方々に向けて「電力比較サイト」の見分け方を伝授させてもらいます!
とはいっても私のアドバイスが100%正しいとも限らないので、参考程度に見てもらうこと、そして今ご覧になっている『じゆうでんき』がおすすめであることは先に言っておきます(半分冗談ですw)
それでは記事の本題へ入らせてもらいます。
大手比較サイトは「電力サービス」に不向き
比較サイトの代名詞といえば「価格○○○」を連想する人がほとんどだと思いますが、電力や光回線といった無形商材の選択には不向きだと思っています。
コトバの通り、有形は形があるものでテレビや洗濯機など、無形は形がないもので電気やインターネット回線などを意味します。電気の切り替えは無形に属し、色や形でサービスを表現することができず、実際に利用してみないと説明することはできません。
私自身、電化製品など写真で商品を確認できる時は、よく価格○○○を利用しておりとても便利なサイトだと感じています。しかし、形で判断できない商品の場合、同サイトは絶対に利用しません。その理由は・・
- 価格○○○が提携しているサービスしか比較できない
- 価格○○○により多く利益をもたらすサービスに誘導される
今回は分かりやすいように価格○○○を例に挙げましたが、その他の大手比較サイトにも同じことが言え、基本的にサイト運営会社に有益な情報しか掲載されていません。
当サイトの最終目的は、閲覧してもらう人に電力を切り替えさせることではないので、新電力のデメリットもバンバン公開してますし、消費者が本当に欲しい情報しか更新しないようにしています。もし、大手比較サイトなのか判断できない時は
- 個人情報を取得されずに満足できる情報があるか
- 最終的に特定のサービスに誘導しようとしていないか
この2点だけクリアしていれば閲覧することをおすすめします。
一括見積サイトはおすすめしない
新電力を比較する際に「一括見積サイトはおすすめしない」ことは別の記事でも紹介しましたが、より多くの人に届けるために改めてお伝えしておきます。より詳細な情報を知りたい方は以下をご覧ください。
見積りサイトの関連記事
まず、一括見積サイトとはどんなサイトのことを言うのか?利用した事がない人だと分からないと思うので、簡単にその仕組みを説明しておきます。
- サイト内にある見積りボタンをクリック
- 個人情報や見積りしたい条件を選択
- 「送信ボタン」クリックで終了
一括見積サイトは基本的に上記の流れとなっており、手続きを完了するまでに数分で終了することができ、誰にでも簡単に比較・見積りすることができます。しかし、人生そんなに甘くはありません。
もし、見積りの申込みをしてしまうとどうなるのか教えておきます。(実体験含む)
上記の図で分かる通り、申込みしてしまうとサイト運営会社を経由して、提携している企業へあなたの個人情報がすべて公開され、着信履歴が埋まるほどの営業電話に苦しめられます。
しかも、運が悪いと個人情報を受取った企業が、本来の目的以外の用途で使用することを分かったうえで、関係のない会社に売り払ってしまうケースも多発しています。一度、漏れてしまった情報というのは右から右へ流出してしまい、詐欺などの電話まで掛かってくる恐れがあります。
このようなトラブルに巻き込まれたくなかったら利用しないことをおすすめします。
サイトの収益モデルから判断する
自分のサイトがおすすめ!といっても説得力に欠けますが、信用できるサイト選びのコツは「収益をどのように上げているか?」このポイントが重要になります。
- 訪問者の申込みによって収益がある
- 関連する広告の掲載で収益がある
じゆうでんきは後者であり、記事を読んでくれた訪問者がどのサービスを申込みしたのか?までは関与しない作りとなっています。そうする事で収益には直結せず、他のサイトでは制限され伝えられないことまで伝えることが可能となるのです。
今後、電力や光回線など目に見えないサービスを選ぶ時は、上記のことを参考にしてもらい信用できるサイトなのか判断してみてください。