2016-02-18
■山ちゃんの手羽先 
やはり男は世界だ。
世界的視野に立って物事を考えなければならない。
そんなとき、オレは仲間たちと「世界の山ちゃん」へ行く。
世界的スケールで物事を考える時、世界の山ちゃんほどふさわしい店はない。
なぜか。
そもそもなにも知らない顧客が、「世界の山ちゃん」の看板を見てどう思うだろうか。
「幻の手羽先?・・・チェーン展開できるなら幻でもなんでもないのでは?」
「たかが手羽先居酒屋チェーンが"世界の"とはまた大袈裟な」
と思うだろう。
しかし、しかしだ。
むしろ山ちゃんはそんな指摘は百も承知、万も納得、そこで敢えて「世界の」をつける大胆さ、豪胆さ。
これは山ちゃんの志であり、意思表明であり、戦う男の姿そのものなのだ。
その山ちゃん最大の武器が、「幻の手羽先」である。
「鶏だけに取り合い」
このセンスである。
幻なのに430円。
もはや幻とは何か、形而上学的な問いを、我々に突き付ける。
しかし山ちゃんを知らぬ人にとって、たしかに山ちゃんの手羽先は幻であり、山ちゃんを知る人にとって、山ちゃんの手羽先は、幻というよりも手羽先のイデアに近い。
実際、残念ながら、山ちゃんの手羽先は美味い。そして実際に取り合いになるのだ。鶏だけに。
山ちゃんの手羽先は辛い。
コショウがたっぷりまぶしてあるからだ。
この辛さがやみつきになる、まさに幻ポイントである。
もう中途半端な焼き鳥屋で手羽先など食えない。
炉ばた大将でも炙れない。
それが幻の手羽先である。
山ちゃんのメニューは味噌カツや海老ふりゃ〜など、名古屋モノが多いが、最近のお気に入りは台湾モツ鍋である。
これもまた、辛さがクセになる。
しかも安い。
二人前2180円。
ゴトーと山ちゃんに行ったら十中八九頼む。
〆のちゃんぽん麺と飯も両方頼んでしまう。それくらい美味い。
炭水化物抜きダイエットの人のためには台湾まぜそばの具だけというアイデアメニューもある。
実際、山ちゃんは「世界の」の看板に恥じない海外進出の実績もある。タイ、香港、台湾に計四店舗。立派なものだ。
山ちゃんのコストパフォーマンスの良さは驚異的だ。
僕は基本的に食事をコストパフォーマンスで評価しないことにしているが、それでもこの価格には驚いてしまう。
結局、いつもなんとなく山ちゃんに行っちゃうんだよなあ。
- 作者: 世界の山ちゃん研究会
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