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原油生産量の据え置き イランは同調するか明言せず2月18日 7時05分
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サウジアラビアやロシアなど主要な4つの産油国が、ほかの産油国の同意を条件に、原油の生産量を据え置くと合意したことについて、増産を計画しているイランは、合意自体は支持する考えを示しましたが、みずからも生産量の据え置きに同調するかどうかについては明言を避けました。
OPEC=石油輸出国機構に加盟するサウジアラビアなど3か国と非加盟のロシアは16日、ほかの産油国が同調することを条件に原油の生産量を先月の水準で据え置くことに合意しました。
これを受けて、イランの首都テヘランで17日、イランとイラク、それにベネズエラとカタールの4か国による閣僚会合が開かれました。会合では、経済制裁の解除を受けて増産を計画しているイランの対応が焦点となり、イランの国営メディアによりますとザンギャネ石油相は、「OPECの加盟国と非加盟国が協力を始めたことは喜ばしく、原油価格の安定に向けたあらゆる対策を支持する」と述べ、生産量を据え置くという合意を支持する考えを示しました。
その一方で、ザンギャネ石油相は、「市場の状況と反応を注視し、必要であれば、次の措置について協議しなければならない」と述べるにとどめ、イランとして生産量の据え置きに同調するかどうかについては、明言を避けました。
イランは、これまでの経済制裁によって疲弊した国内経済を立て直すため原油の増産が欠かせないとしており、会合でもこうした事情を説明し、理解を求めたと見られます。
これを受けて、イランの首都テヘランで17日、イランとイラク、それにベネズエラとカタールの4か国による閣僚会合が開かれました。会合では、経済制裁の解除を受けて増産を計画しているイランの対応が焦点となり、イランの国営メディアによりますとザンギャネ石油相は、「OPECの加盟国と非加盟国が協力を始めたことは喜ばしく、原油価格の安定に向けたあらゆる対策を支持する」と述べ、生産量を据え置くという合意を支持する考えを示しました。
その一方で、ザンギャネ石油相は、「市場の状況と反応を注視し、必要であれば、次の措置について協議しなければならない」と述べるにとどめ、イランとして生産量の据え置きに同調するかどうかについては、明言を避けました。
イランは、これまでの経済制裁によって疲弊した国内経済を立て直すため原油の増産が欠かせないとしており、会合でもこうした事情を説明し、理解を求めたと見られます。