今年から日本の中学校で使われる歴史教科書8種類で、「竹島(独島)は日本の領土」という内容が盛り込まれることが明らかになった。
東北アジア歴史財団のキム・ヨンス研究員が10日発表した論文「韓国と日本の中学校における歴史分野の教育課程と歴史教科書の独島に関する内容の比較」によると、2011年には日本の中学校用歴史教科書7種類のうち、1種類だけで独島に関する内容が具体的に記述されていたが、昨年には歴史教科書8種類全てで独島に関する内容が盛り込まれた。
日本は教科書で「竹島は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠している」と主張している。
「1905年、明治政府は国際法に基づき、竹島を島根県に編入し、日本固有の領土として再確認した(帝国書院、246-247ページ)」「1954年から韓国は竹島に警備隊を駐屯させた。竹島問題は1965年の日韓基本条約でも解決できず、現在も韓国による不法占拠が続いている(東京書籍、252ページ)」といった内容だ。
また、日本が独島の領有権問題を国際司法裁判所に提訴しようとしたものの、韓国が応じなかったという内容や、2005年に島根県が「竹島の日」を制定し、韓国に返還を求め続けているといった内容も盛り込まれている。