「韓国人の反日感情が韓国を傷つけるブーメランとなっている」という内容の寄稿文が米紙ニューヨーク・タイムズに掲載され、関心を集めている。
同紙は9日、電子版(10日付紙面)に「ソウルの植民地ブーメラン(Seoul's Colonial Boomerang)」という題名のコラムを掲載した。英語オンライン・メディア「Korea Expose」のク・セウン編集長が寄稿したこのコラムは、韓国人のつらい歴史から生まれた反日感情がもたらす問題点を複数挙げ、「行き過ぎた興奮をあまりにも長い間保ち続けているために他の重要な問題を見逃し、ブーメランとなっている」と主張した。
さらに、ク・セウン氏は「保守系政治家も進歩系政治家も同じようにこうした反日感情に迎合している。どちらの方がより反日的になれるかという競争は、政治が正常に作動しない原因となっている」と分析した。そして、「日本は、たびたび歴史的事実を否定して韓国人を刺激することによって、もっと重要な問題を無視する便利な言い訳を作る」と指摘した。