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「ベランダは周囲から見えない場所」元職員が供述
2月18日 5時00分

「ベランダは周囲から見えない場所」元職員が供述
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川崎市の老人ホームでベランダから相次いで転落して死亡した入所者3人のうち、87歳の男性を投げ落としたとして殺人の疑いで逮捕された元職員の23歳の男が、「男性を落としたベランダは周囲から見えない場所だと分かっていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かり、警察は事件に計画性がなかったか、いきさつを詳しく調べています。
おととし、川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、86歳から96歳の入所者3人がベランダから相次いで転落して死亡し、警察はこのうち最初に死亡した※うし澤民雄さん(87)を4階のベランダから投げ落としたとして、当時職員だった今井隼人容疑者(23)を殺人の疑いで逮捕しました。
現場のベランダは※うし澤さんの個室の部屋にあり、人通りがある道路などからは死角になっていて、今井容疑者が「このベランダは落とした瞬間が周囲から見えない場所だと分かっていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
今井容疑者はほかの2人の殺害についても認めているということですが、2人が転落したのはそれぞれ、死亡した※うし澤さんと同じ部屋と、その真上にある6階の部屋のベランダでした。
警察は事件に計画性がなかったか、いきさつや動機などを詳しく調べています。

(※「うし」は、「刃」の下に「一」)

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