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【軽井沢スキーバス転落1カ月】
なぜ減速できなかったのか? 運転手死亡で原因究明に高い壁
現場となった国道18号碓氷バイパスは、群馬県から長野県側に入ると現場までの約1キロを下り続ける。県境付近の監視カメラが写したバスには異常はうかがえなかった。
ところが、現場の約250メートル手前の「軽井沢橋カメラ」では状態が一変。バスが右側に傾いて対向車線にはみ出し、かなりの速度で走行する様子が記録されていた。「カーブでスピードが出ていた。友人と『運転が荒いね』と目配せし合った」(女子大生)
捜査関係者によると、この段階で時速80キロに達していたもようだ。カメラの画像ではバス後部のブレーキランプは点灯していたようにも見えるが、十分に減速してはいなかった。
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