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【軽井沢スキーバス転落1カ月】
なぜ減速できなかったのか? 運転手死亡で原因究明に高い壁
長野県軽井沢町のスキーバス転落事故は2月15日で発生から1カ月を迎える。これまでの県警の捜査で、速度が一時96キロに達するなど事故直前のバスの異常な挙動が明らかになった。最大の謎は「なぜスピードを制御できなかったか」という点だ。ギアがニュートラルに入ってエンジンブレーキが利かない状況だったことが分かっており、県警は運転ミスが原因との見方を強めるが、運転手が死亡していることなどが原因究明のハードルとして立ちはだかっている。
250メートル手前での異変
「うつらうつらしていたが、ガタンという揺れで目が覚めた」。生存者の女子大学生(19)は事故前の様子をこう振り返る。
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