カレーは今やお袋の味としても名を連ねる人気の国民食。こんなにも大衆の心を掴むその魅力は食欲をそそるスパイシーな味や香りはもちろん、さまざまな“トッピング”で自由にカスタマイズできる点もポイントとして挙げられる。そこで日常の気になるアレコレに迫るTrend Researchでは、カレーの人気のトッピングについて調査!
カロリーは高いかもしれないけど…つい食べたくなるカツカレー
日本は本場インドに勝るとも劣らないカレー大国。約9割(88.9%)が【好き】(とても好き:49.8%、やや好き:39.2%)と回答する圧倒的な人気ぶりで、今や日本人のソウルフードと言っても過言ではないだろう。
インドやタイ、マレーシア風などさまざまなタイプのカレーがあるが、主に家庭では欧風が一般的。そのままでももちろんおいしいが、そこにトッピングをすることで味わいや楽しみの幅がグッと広がるというもの。そこで人気のトッピングについて調査すると、総合1位は【トンカツ】(1位:36.8%)。
サクサクの衣に包まれたジューシーなポークとルウとの相性は絶妙で、「カレーと合わせることでよりコクやおいしさが増すような気がする」(高知/40代・男性)、「神が生んだ食べ物」(埼玉/40代・男性)と大人気。
TOP10内には、トンカツのほか【チキンカツ】(3位:21.0%)や【海老フライ】(5位:12.9%)、【コロッケ】(8位: 11.9%)、【メンチ】(9位: 10.9%)とフライ系が上位に多数ランクイン。「カロリーが高いのは分かっているけど、フライを追加すると豪華だしおいしいから食べてしまう」(三重:40代・女性)というように、ガッツリ食べると決めたらカロリーのことは後回し。“カレー+フライ”のおいしさの虜になっている人は多い。
【ゆでたまご】(4位:17.2%)や【温泉たまご】(7位:12.3%)、【目玉焼き】(12位:9.4%)、【生たまご】(14位:9.0%)など、調理の仕方によって表情を変える卵への支持も熱い。「辛みがまろやかになる」(大阪/30代・男性)、「激辛のカレーに入れて食べるのが好き」(東京/20代・女性)など、濃厚な黄身と淡白な白身を加えることでマイルドな味わいを楽しんでいるようだ。
男性はやんちゃ系、女性はヘルシー系のトッピングが人気
男女別の結果を見ると、男性人気1位は総合と同じく【トンカツ】(44.8%)。ほかにも「じゅわパリの衣にカレールーが染みてうま味がたまらない」(京都/30代・男性)という【チキンカツ】(3位:23.8%)や【ハンバーグ】(7位:13.4%)、【ウインナー/ソーセージ】(9位:11.3%)など、やんちゃなトッピングが上位に。
一方、女性人気は「とろみとコクがプラスされる」(大阪/20代・女性)、「マイルドになっておいしい」(東京/20代・女性)という【チーズ】(41.8%)が1位に。TOP10を見ると「野菜は食感が良いしルウと合わさっておいしい」(千葉/30代・女性)などの理由で【ナス】(7位:13.4%)、【きのこ】(9位:11.3%)、【ほうれん草】(10位:11.2%)と野菜系が3品ランクイン。もちろん女性もフライが上位に登場しているが、男性に比べるとさっぱりとした味わいを好む傾向にあるようだ。
カレーに“ひとかけ”するなら…ソース派が多数
カレーをさらにおいしく食べる手段として、何かを“ひとかけ”して食べる人もいるだろう。一番多かった答えは【ソース】(33.6%)で、2位の【ウスターソース】(23.3%)と合わせて半数以上の支持を獲得。
また、日本を代表する調味料の【しょうゆ】(3位:18.5%)や“信者”も多い【マヨネーズ】(4位:8.9%)。5位には【七味唐辛子】(5.5%)が挙がり、「よりピリ辛になっておいしい」(千葉/40代・男性)と微妙に調節して好みの辛さでカレーを楽しんでいるという人も。
トッピングは日常食になったカレーに、新たな味わいや発見を与えてくれる“スパイス”。上位にランクインした食材の中でまだ試したことがないものがある人は、まだ知らぬカレーのおいしさを求めていろいろなトッピングにチャレンジしてみてはいかがだろうか?
【調査概要】
期間:2016年1月4日(月)〜 1月8日(金)
対象:1200名(全国の自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女)
地域:全国
方法:インターネット調査
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