小保方元研究員を事情聴取 ES細胞盗難告発で
STAP細胞論文を巡り、理化学研究所の研究室からES細胞(胚性幹細胞)が盗まれたとして告発があった問題で、兵庫県警が小保方晴子元理研研究員(32)から参考人として任意で事情聴取していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
この問題を巡っては、理研OBの男性が昨年1月、容疑者不詳で窃盗容疑の告発状を県警に提出し、県警は同5月に受理していた。
理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)にあった研究室から何者かがES細胞を持ち出したとの告発内容。論文は2014年7月に撤回され、理研の調査委員会が同年12月、「STAP細胞はES細胞が混入したもの」とする最終調査報告書を発表していた。【矢澤秀範】