サラリーマンとして働き初めてもうすぐ1年になる。
うひょ〜早すぎ!
就職活動をしていたのがもう2年も前のことなんて信じられん。
最近駅で就活生をよく見るようになった。
そういえば僕の就職活動は、希望から始まって絶望、そして内定という感じだった。
もしこの記事を読んでいる就活生がいたら伝えたい。
凡人の就活は、絶望してからが勝負だ。
学生時代は〇〇に力を入れておりました(ドヤァ)
大学3年の12月。
周りのみんなが一斉に就職活動をはじめた。
僕は大して不安じゃなかった。学生時代に色んなことを頑張ってきたつもりだし、アピール出来るエピソードもある。
僕は自信があった。希望に満ちていた。
ただ、その自信を少しずつ打ち砕くように、次々とお祈りメールが届く。
「まぁでもなんとかなるっしょ」
いつまでも楽観的だった。
希望が全部打ち砕かれて、後ろから絶望がこんにちはをしたのは、年が明けた2月に、「チームラボ」という会社の採用試験を受けた時だ。
知ってる人は知ってると思うが、この会社はエンジニア、アーティスト、その他色んなスペシャリストが集まった天才集団だ。
5人ぐらいのグループで、それぞれが学生時代にやってきたことをアピールする。何を持ち込んでもオッケー、っていう感じの面談だった。
僕の隣には、長身で、縁の細いメガネをかけた、ちょっと不気味な男がいた。
で、それぞれ学生時代に頑張ってきたことをアピールするわけ。
僕含め4人が話し終えて、最後は隣の不気味な男の番。持参したPCをモニターにつなげて、何かよくわからないソフトを起動した。
「すみません、大して自慢できるようなものじゃないし、よく意味もわからないと思います...」
ちょっと間があいて、彼はまた喋り出した。
「〇〇の仕組みを応用してうんたらかんたらしたプログラムを、なんたらしてgjsvbcdkwbcdksしました。
これを使えば、うんたらのxklhukgeckbilwsが出来るんじゃないかと。
bcubkjrsbkrbeoもdkwbubeufkですしね。」
もう、何言ってるのかわからないのよ。
僕の知らない言葉がいっぱい出てくるの。
でも、チームラボの人は、それをすごくすごく真剣に聞いてる。
で、最後に面接官(エンジニア)の人に「面談終わったらゆっくり話そうよ」って言われてたの。
負けた、と思った。
ああ、そういえばここは天才しか存在しちゃいけない会社だった。世界が違った。僕みたいな凡人は来ちゃいけないとこだった。あぁ恥ずかしい。なんで僕はここにいるの。
自分の平凡さに絶望した。
僕はこの時気づいた。自分は平凡な学生なんだと。
平凡さを認めよう
就活をはじめたばかりの頃は、きっと希望に満ちているでしょう。
「平凡さを認めよう」なんて言われたって、
「は?凡人は黙ってろwww嫉妬すんなwww」
ってな感じでしょう。
良い。それでいい。
でも実は、大抵の学生時代の頑張りなんて、世の中のすごい学生に比べたらぜーんぜん大したことないんだ。
サークルをまとめてた?バイトリーダーだった?ゼミ長やってた?ブログで稼いだ?WEBサイト作った?
それで?
そんな人は世の中にいくらでもいる。
そう、大概の人間は凡人なんだ。
自分に才能があると思い込んでいる凡人は、いつか自分が凡人であることに気づく。そして絶望するときが来る。
そのきっかけのひとつが、就活だと思う。
その絶望に、負けないで欲しい。
凡人からのエールだ。
自分を「できるやつ」のように語らない
よし、すでに絶望を経験したそこの君。
勝負はこれからだ。
凡人には凡人のやり方がある。
それは、自分を「できるやつ」であるかのように自慢気に語らないことだ。
凡人らしく、自分のやってきたことを、シンプルに伝えればいい。
きっと大丈夫だ。世の中は凡人で溢れている。ということは、凡人の座る椅子はたくさんある。
この記事よんで気分悪くした就活生がいたらごめんな。就活頑張ってくれ。
僕はチームラボに入れるような天才になりたかった。
凡人は凡人らしく、ネットの隅っこでブログを書くよ。
あの不気味な男は今どこで何をしてるんだろう。
チームラボにいるのかな。
あぁ、天才になりたかった!
以上!またみてね!
【もう一記事読みませんか?】
結局3社内定もらえました。