【ソウル聯合ニュース】1月の韓国の自動車産業は、国内販売、輸出、生産がそろって減少した。
韓国産業通商資源部が10日に発表した暫定集計によると、1月の自動車の国内販売台数は前年同月比6.8%減少した。国産車が同5.2%減の10万4978台、輸入車が同14.7%減の1万8401台だった。
同部は「個別消費税引き下げが昨年12月で終了する予定だったため昨年末の駆け込み需要の影響で1月の国内販売は不振だった」と分析した。
輸出台数は同18.8%減の20万1967台で、リーマン・ショック後の2009年10月(同22.1%減)に次ぐ減少幅となった。輸出額は30億4000万ドル(約3480億円)で同21.5%減少した。
同部は自動車の輸出不振について「原油安や原材料価格の下落に伴い、中東や中南米などの新興国で景気が後退したため」と説明した。
また、軽自動車やスポーツ多目的車(SUV)の輸出割合が増加したことや、世界的な自動車メーカー間での競争が激しくなったため輸出単価が下がったとした。
自動車生産も減少し、同7.6%減の34万7375台だった。