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介護保険制度の見直し議論始まる
2月17日 20時28分

急速な高齢化で介護にかかる費用が増え続けるなか、2年後の介護保険制度の改正に向けた議論が厚生労働省の部会で始まり、介護の必要性が比較的低い人へのサービスの見直しや人手不足が深刻な介護人材の確保策などについて検討していくことになりました。
介護保険制度は3年ごとに見直しが行われていて、17日は福祉の専門家や介護事業者の代表などが出席した厚生労働省の部会で2年後の見直しに向けた議論が始まりました。
急速な高齢化で介護にかかる費用は増え続け、いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上になる2025年度には今の2倍を超える21兆円に上り、65歳以上の高齢者が支払う介護保険料も一月当たり8000円を超えると推計されています。費用の抑制やサービスの効率化が課題となるなか、部会では、介護の必要性が比較的低い高齢者が利用する掃除や調理などの生活援助サービスの見直しや、一定の所得がある高齢者がサービスを利用した際の自己負担の引き上げ、さらには、人手不足が深刻な介護人材の確保策などについて検討を進めることにしています。
厚生労働省は部会が年内をめどに取りまとめる制度の見直し案を踏まえ、必要な法改正を行いたいとしています。

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