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太宰治ゆかり「碧雲荘」大分・由布院温泉に移築へ
2月17日 18時12分

太宰治ゆかり「碧雲荘」大分・由布院温泉に移築へ
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作家、太宰治がかつて暮らしたことで知られ、保存が危ぶまれていた東京・杉並区の下宿「碧雲荘」が大分県の由布院温泉に移築されることになりました。
移築されることになったのは、東京・杉並区にある下宿「碧雲荘」で、太宰治が駆け出しの作家だった昭和11年からおよそ7か月間暮らし、代表作「人間失格」の基になった作品もここで執筆されました。
「碧雲荘」を巡っては、去年4月、杉並区の土地開発公社が福祉施設の整備のため敷地を購入し、ことし4月までに建物を撤去することで持ち主と合意していましたが、地元の住民などから建物の保存を訴える声が上がっていました。関係者によりますと、この「碧雲荘」は、大分県由布市の旅館経営者の女性が費用を負担して、由布院温泉に移築されることが17日までに決まったということです。移築の作業は秋ごろまでに終わる見通しで、その後は由布院温泉で「文学の森」と名付けられ、交流施設として活用されるということです。
建物の保存を訴えてきた地元住民などのグループの代表を務める中央大学の岩下武彦教授は、「本来は地元に残したかったが、遠方でも、建物が保存され、交流の場として活用されることになり安心した」と話しています。

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