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 中国が、ベトナムなどと領有権を争う南シナ海の西沙(パラセル)諸島に地対空ミサイルを配備したことが16日、明らかになった。米FOXニュースなどが伝えた。西沙には米軍が1月末にイージス艦を派遣し、「航行の自由作戦」を実施したばかりで、中国がこれに対抗した可能性がある。

 FOXが入手した民間衛星の写真によれば、西沙の永興島の海岸線に少なくとも8基の地対空ミサイルが並べられている。同時にレーダーシステムも配置されている模様だ。

 また米政府当局者の話として、配備されたのはHQ9(紅旗9)と呼ばれるミサイルシステムで、ロシアの地対空ミサイル「S300」と似たものだと伝えた。HQ9の射程は約200キロとされ、近くを飛行するあらゆる飛行機にとって脅威だとしている。今月3日の衛星写真には写ってなかったが、14日になってミサイルが写っていた。

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