トップページ科学・医療ニュース一覧天体観測衛星「アストロH」まもなく打ち上げ
ニュース詳細

天体観測衛星「アストロH」まもなく打ち上げ
2月17日 16時35分

ブラックホールなど宇宙の謎に迫る、日本の新しい天体観測衛星「アストロH」が、まもなく鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット30号機で打ち上げられます。
アストロHは、JAXA=宇宙航空研究開発機構がNASA=アメリカ航空宇宙局などと協力して開発した、「宇宙の天文台」とも言える天体観測衛星です。地球上では大気に吸収されて観測できない「エックス線」を、これまでより最大100倍高い感度で捉えることができ、ブラックホールの成り立ちなど宇宙の謎の解明につながると期待されています。
一方、アストロHを載せる日本の主力ロケット「H2A」は、今回の打ち上げで30回目の節目を迎えます。順調に打ち上がれば、この10年以上失敗がないことになり、成功率は96.7%となって、世界のロケットの信頼性の目安が95%とされるなか、特に信頼性の高いロケットに位置づけられることになります。
アストロHを載せたH2Aロケット30号機は、17日朝早く発射場に姿を現し、最終的な準備が行われています。燃料を注入する作業がやや遅れましたが、今のところ午後5時45分の打ち上げ予定に変更はないということです。17日の発射場周辺は次第に晴れ間が広がっていて、打ち上げを行う三菱重工業によりますと、今のところ打ち上げに支障はないということです。

関連ニュース

このページの先頭へ