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衛星打ち上げ 「宇宙の静電気」も初実験2月17日 16時21分
17日に打ち上げられるH2Aロケット30号機では、人工衛星を故障させる原因になる「宇宙の静電気」ともいえる放電現象について世界で初めての実験を行う九州工業大学の超小型衛星「鳳龍四号」も一緒に打ち上げられます。
将来、惑星探査を行う有人宇宙船の開発や月面基地の実現に向けては、これまで以上に大規模な電力を太陽光発電で作り出す必要がありますが、宇宙空間では「宇宙の静電気」ともいえる放電現象が起きて衛星を壊してしまうことがあり、その対策が課題になっています。
九州工業大学の研究グループは、この放電現象について、世界で初めて宇宙空間で実験を行う超小型衛星「鳳龍四号」を開発し、今回のH2Aロケット30号機で、一緒に打ち上げられることになりました。
「鳳龍四号」は、タテ、ヨコ、高さがそれぞれ40センチ余りの立方体で、機体の外側に取り付けられた太陽電池パネルの上で放電現象を起こすことができます。
放電現象を実際に宇宙空間で起こす実験は、人工衛星のさまざまな機能に影響を与えるおそれが高いことから、これまで行われたことがありませんでしたが、今回、放電現象だけに限った超小型衛星を開発したことで、実験が可能になったということです。
研究グループのリーダーを務めるファール・ポリンさんは、「宇宙での実験を成功させて放電現象のメカニズムをしっかりと解明し、将来の宇宙開発に役立てたい」と話しています。
九州工業大学の研究グループは、この放電現象について、世界で初めて宇宙空間で実験を行う超小型衛星「鳳龍四号」を開発し、今回のH2Aロケット30号機で、一緒に打ち上げられることになりました。
「鳳龍四号」は、タテ、ヨコ、高さがそれぞれ40センチ余りの立方体で、機体の外側に取り付けられた太陽電池パネルの上で放電現象を起こすことができます。
放電現象を実際に宇宙空間で起こす実験は、人工衛星のさまざまな機能に影響を与えるおそれが高いことから、これまで行われたことがありませんでしたが、今回、放電現象だけに限った超小型衛星を開発したことで、実験が可能になったということです。
研究グループのリーダーを務めるファール・ポリンさんは、「宇宙での実験を成功させて放電現象のメカニズムをしっかりと解明し、将来の宇宙開発に役立てたい」と話しています。