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トップ > シゴタノ! > まとまった時間に一気にやったほうが効率が良い、という誤解あるいは誘惑を打破する





大橋悦夫「今から50分間休まずに走らないといけない」

と言われるのと

「今から11分間休まずに走らないといけない」

と言われるのとでは、

圧倒的に後者のほうが抵抗が少ないでしょう。

でも、選択の余地なく50分間休まずに走らざるを得なくなっている人が多いように感じています。

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一定のペースで続ける

週に一度、トータルで40~50分ほどかかる定型業務があります。

毎週締め切りが決まっているので、最悪の場合は「締め切り時間まで残り50分」の時点で始めれば間に合います。

とはいえ、それはたいへん危険なので、もっと早いタイミングで着手するようにしています。

さらに、50分ぶっ通しで取り組むのはとても疲れるために、何回かに分けて少しずつ進めるようにしています。

具体的には以下の4分割ルーチンです。

  • 1.月曜:最初の25%を消化(11分)
  • 2.火曜:次の25%を消化(11分)
  • 3.水曜:その次の25%を消化(11分)
  • 4.木曜:最後の25%を消化(11分)

4回に分けて、それぞれ同じくらいのボリューム・時間になるようにしています。

1日で一気にやらずに、あえて4日に分けます。

全体の分量は毎週ほぼ一定の仕事なので、キリの良いところで切り上げるようにしています。

その目安が25%です。

キリが悪かったり、いわゆる「のっている」感じであればそのまま続けたほうが良いと思われるかもしれません。

でも、キリが悪かろうと「のって」いようと、決められたところまで来たら潔くやめます。

あえて途中でやめることで、「早く終わらせたい」という気持ちが生じるため、翌日の取りかかりもスムーズになる、という効果が得られます。

とはいえ、突発的なトラブルなどによりこの通りに進められないこともあるため、予備として金曜日にも同じ時間を確保しています。

以下が実際のルーチンです。

  • 1.月曜:最初の25%を消化(11分)
  • 2.火曜:次の25%を消化(11分)
  • 3.水曜:その次の25%を消化(11分)
  • 4.木曜:最後の25%を消化(11分)
  • 5.金曜:予備枠(11分)

予備枠はスペアタイアのようなもので、木曜日までに完了しなかった場合に使われます。完了していた場合はこの枠は翌週に移動します。

自分にとってのジャストサイズを見つける

なお、25%というサイズは経験と記録をもとに

「これぐらいの分量であれば、たとえ調子が悪い日であっても何とかこなせそうだ」

という認識のもとで決めたものです。

従って、人によっても、仕事内容によっても変わってくるでしょう。

大事なことは、自分にとってちょうどよいサイズを見つけることです。

それさえ見つけられれば、仕事に取りかかるときの抵抗を極限まで引き下げることができるため、結果として仕事が速く進み、早く終わるようになります。

仕事が遅いとしたら、取りかかりあぐねて、その場で足踏みしている時間が長いから、という可能性が高いからです。

1回あたりどれぐらいの分量あるいは時間だったら抵抗なく取りかかれるのか。

自分にとってのジャストサイズを見つけることがその第一歩となります。

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