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マイナンバー絡む汚職 元室長補佐に猶予付き判決2月16日 11時46分
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マイナンバー制度の導入に向けた厚生労働省のシステム設計などを巡り、収賄の罪に問われた厚生労働省の元室長補佐に、東京地方裁判所は「国家の施策に対する信頼を大きく傷つけた」として、執行猶予の付いた懲役1年6か月の判決を言い渡しました。
厚生労働省の室長補佐だった中安一幸被告(46)は、マイナンバー制度の導入に向けたシステム設計などの業務を巡り便宜を図った見返りに、業者から現金100万円を受け取ったとして、収賄の罪に問われました。
16日の判決で、東京地方裁判所の入江猛裁判長は、「通常の手続きをせずに出張などを繰り返し、交通費や宿泊費などの支払いに困ったことから、業者に金銭を要求したもので、動機に酌むべき点はない。中央官庁の国家公務員という立場での犯行で、職務の公正さを害し、国家の施策に対する信頼を大きく傷つけた」と指摘しました。
一方で、「反省の態度を示し、懲戒免職処分を受けるなど社会的な制裁も受けている」として、懲役1年6か月、執行猶予4年を言い渡し、追徴金として100万円を納めるよう命じました。
16日の判決で、東京地方裁判所の入江猛裁判長は、「通常の手続きをせずに出張などを繰り返し、交通費や宿泊費などの支払いに困ったことから、業者に金銭を要求したもので、動機に酌むべき点はない。中央官庁の国家公務員という立場での犯行で、職務の公正さを害し、国家の施策に対する信頼を大きく傷つけた」と指摘しました。
一方で、「反省の態度を示し、懲戒免職処分を受けるなど社会的な制裁も受けている」として、懲役1年6か月、執行猶予4年を言い渡し、追徴金として100万円を納めるよう命じました。