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“中東のシリコンバレー”に熱い視線2月17日 7時52分
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パレスチナとの紛争などのイメージの強い中東のイスラエル。今、最先端の技術を生み出す「中東のシリコンバレー」とも呼ばれる一面が世界的に注目を集め、これまで距離を置いてきた日本企業も連携を模索し始めています。
先月、イスラエルの商業都市テルアビブで開かれたサイバーセキュリティの見本市はこの分野でアメリカの先を行くとも言われる数々のイスラエルの企業が出展し世界から集まった参加者の注目を集めました。
日本の企業6社がはじめて合同でブースを出すなど、これまでアラブ諸国との関係からイスラエルと距離を置いてきた日本企業の姿勢の変化もうかがえました。
イスラエルではサイバーセキュリティにとどまらず医療から農業までさまざまな分野で高い技術に裏打ちされた革新的なサービスが生まれています。
背景には徴兵制度のもとで軍の最先端技術に触れた若者たちが兵役のあと、こうした技術を応用して起業することが奨励され、軍事技術の民間サービスへの転用が盛んに行われていることがあります。
さらに、人材育成の面でも、コンピューターのプログラミングを教育に積極的に導入し、最近では幼稚園で科学技術に関する実験や遊びの時間を年間300時間設けるという実験的なプロジェクトも始まるなど技術革新を将来にわたって持続するための取り組みが進められています。
イスラエルを巡ってはパレスチナへの占領政策に抗議するとして欧米を中心に草の根レベルのボイコット運動も起きていますが、技術革新を巡る世界的な競争が激しさを増すなか、「中東のシリコンバレー」の存在感は今後ますます高まるものとみられます。
日本の企業6社がはじめて合同でブースを出すなど、これまでアラブ諸国との関係からイスラエルと距離を置いてきた日本企業の姿勢の変化もうかがえました。
イスラエルではサイバーセキュリティにとどまらず医療から農業までさまざまな分野で高い技術に裏打ちされた革新的なサービスが生まれています。
背景には徴兵制度のもとで軍の最先端技術に触れた若者たちが兵役のあと、こうした技術を応用して起業することが奨励され、軍事技術の民間サービスへの転用が盛んに行われていることがあります。
さらに、人材育成の面でも、コンピューターのプログラミングを教育に積極的に導入し、最近では幼稚園で科学技術に関する実験や遊びの時間を年間300時間設けるという実験的なプロジェクトも始まるなど技術革新を将来にわたって持続するための取り組みが進められています。
イスラエルを巡ってはパレスチナへの占領政策に抗議するとして欧米を中心に草の根レベルのボイコット運動も起きていますが、技術革新を巡る世界的な競争が激しさを増すなか、「中東のシリコンバレー」の存在感は今後ますます高まるものとみられます。