サウジとロシアの合意もたらした水面下の外交交渉-98~99年の再現か
2016/02/17 07:04 JST
(ブルームバーグ):過去1年余りにわたり石油外交の場で交渉担当者らが水面下で活動を続け、石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟国との合意取りまとめに尽力してきた。
当初はアルジェリア、現在はカタールが主導する交渉が16日に最初の成果をもたらした。シリア内戦をめぐり対立するロシアとサウジアラビアはこの日、原油生産量を1月の水準のまま維持することで合意した。
交渉担当者らは今後、1月に経済制裁を解除されたばかりのイランなど他の産油国の生産凍結とその後の削減に向けて、さらに複雑な協議に挑む。この第2段階は数カ月の時間を要する可能性があり、成功するかどうかは予断を許さない。イランの戦略に詳しい人物によれば、同国は価格に関係なく、制裁期間中に失った市場シェアの回復を目指しているという。
サウジのヌアイミ石油鉱物資源相はロシアのノバク・エネルギー相との会談後ドーハで生産量凍結について、数カ月後に他のステップを伴う可能性のある「プロセスの始まり」だと記者団に発言。「市場の安定と改善」が目的だと説明した。
アナリストらによれば、ロシアやサウジ、ベネズエラといった産油国が歳入減に苦しむ状況で、シリアとイエメンでの内戦など政治問題を含む「グランドバーゲン(包括的な妥結)」に至る可能性が高まっている。
OPECは1998、99年の原油暴落を受けて、非加盟国と協調して減産合意を実現した。この合意に先立ち、各国の閣僚は数カ月にわたり各地の大使館やホテルでひそかに会合を重ねた。市場を驚かせた減産合意にはOPECのほか、メキシコとノルウェーも加わった。
原題:Secret Petro-Diplomacy Starts to Pay Off in Echo of ’99 Deal (1)(抜粋)
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更新日時: 2016/02/17 07:04 JST