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仏 非常事態宣言を5月末まで延長
2月17日 4時56分

仏 非常事態宣言を5月末まで延長
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フランスの議会は、去年11月に発生した同時テロ事件のあとフランス全土に出されている非常事態宣言について、さらに3か月間延長し、ことし5月末まで継続することを承認しました。
フランスでは、去年11月、パリで130人が犠牲となった同時テロ事件が発生したことを受けて、非常事態を宣言しています。
非常事態宣言の期間は、今月26日まで延長されていましたが、フランス政府は、さらに3か月間延長する方針を固め、議会に諮っていました。
そして、議会下院は16日、上院に続いて賛成多数で延長を承認し、非常事態宣言はことし5月末まで継続されることになりました。
非常事態宣言のもとで当局は、集会を禁止したり、裁判所の令状なしで家宅捜索を行ったりできますが、国民の間からは、権利が不当に制限されるなどと反対する声も出ています。
しかし、フランス政府は、非常事態宣言の期間を延長することでテロの再発を防ぐとともに、テロに関わったとして有罪判決を受けた人から国籍をはく奪できるよう憲法の一部を改正したり、テロの捜査をしやすくするよう刑事訴訟手続きを見直したりするなど、テロ対策を強化するための制度改正を進めたいとしています。

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