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 架空の交通事故をでっち上げて保険金をだまし取ったとして、熊本県警は16日、熊本市中央区神水本町の自動車整備業村上優一(39)=詐欺罪で起訴=と、同県宇土市松原町の自称自動車整備業西山徹(39)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、発表した。

 この事故をめぐり、県警は加害者と誤認し、同県玉名市の30代女性を書類送検していた。女性は罰金刑が確定しており、取り消しには再審が必要になる。

 発表によると、両容疑者は2012年11月3日、玉名市の国道208号交差点で「(車に)接触されて逃げられた」などとうその通報をし、治療費名目などで保険会社から約170万円を詐取した疑いがある。村上容疑者はあいまいな供述をし、西山容疑者は「事故はあった」と容疑を否認しているという。