幸せ思考の作り方と言っても、
頭ん中、お花畑にしようぜ、的なことではありません。
極めて、脳科学的なこと。
若かりし頃は、なんとも人生とはしんどくて
生きづらくて、息苦しくて、つらいものなんだろうと、
よく思っていました。
しかし、それって、ただに思考のクセと、
フォーカスしているものが、『苦しいこと』だから
そういう苦しい人生が目の前に現実として現れる、という、
超単純なことであることが、今となってわかります。
今お若い方で、いや、若くなくても、もし、
私の若かりし頃のように「人生ってなんかしんどいな・・・」と
感じている人が居たとしたら、何年も、何十年も経験を積むまで、
解決方法を知らないのではなくて、今、こうしてブログを読んで、
「え?そんなにシンプルなことだったの?」と捉えて頂けたらこれ幸い。
幸せって、幸せが身に起きることが必要なのではなくて、
小さなありがたいことや、当たり前に見えても、
それは当たり前のことじゃないことだと認識して、
それをいつもいつもいつも目にとめるようにしていますと、
脳はいつも、そうしたありがたいことだけを
キャッチしてくれるようになるわけです。
例え、苦しいことが同時に起きていたとしても、
フォーカスしている所が、ありがたいことや幸せなことですと、
総じて幸せな人生になって行くのです。
ここ最近、私も踏んだり蹴ったり、階段を顔から落ちたり
(文字通りではなくて比喩です 笑)のような
ムカつくことだってちょくちょくあります。
それでも、たった1つの幸せを拡大鏡で見て、
「ありがたや~、ありがたや~」と言っていますと、
その踏んだり蹴ったりはチャラになるのです。
脳には、そういうアンテナとフィルターの役目をしてくれる
部位が誰にでも備わっているわけです。
だから、興味関心あることは、キャッチして、
興味ないことはスルーしてくれるのです。
全部キャッチしていたら、脳内パンク。情報過多で
疲れてしまうわけです。
だから、ホント、ありがたい。
興味あることを勝手に拾ってくれるって。
あなたが、もし、楽しいこと、ありがたいこと、
感謝できること、笑えることに興味があれば、
脳はもっともっと楽しいことと感謝すべきことを
日常生活から拾ってくれるのです。
これが幸せ思考なのです。
逆を言えばですが、もし、あなたがいつもいつも
小さな苛立つこと、他人の落ち度や失敗、腹立つことに
注目するクセがありますと、脳内の毛様体賦活系という部位は、
もっともっと苛立つ情報を拾ってあなたに見せてくれるのです。
そして、何をスルーしますか?そう、楽しいことやうれしいこと、
感謝すべきことは、あなたにとって興味の無いこと、
と脳は判断してスルーしてしまうのです。
そして、これが不幸せ思考なのです。
もし、いつもいつも自分には嫌なことが多いな、
と思ったら、自分がどこにフォーカスしていて、
どこに苛立っているかを見てみるとすぐにわかるのです。
そして、それがクセになっていることに気付いたら
すぐにそこから抜け出すことができます。
気付いた時点で、問題の半分以上は解決されています。
気付かないと、または気付こうとしないと、
いつまでもその不幸思考は直りません。
それはまるで出口の無い暗いトンネルに入ったかのように
いつ抜け出せるかわからない状態。息苦しいわけです。
というかそれも経験したいのかもしれないですが。
で、その不幸思考のクセを直すのも超簡単。
今からすぐに、
うれしいことや楽しいこと、
ありがたいことだけを見て、
嫌なことはスルーしてみることです。
「このスルーが難しいんですってば」
と言いたいことでしょう。そうかもしれませんが、
1つ方法論をお伝えするとしたら、こうです。
もし、ムカついたらこういってみて。
無表情で「フーン・・・」と言ってみる。
もしくは、「へぇ~」と言う。
珈琲をこぼしてしまった。
本来なら「キャーーー!サイアクー!」と言う所を
無表情で「フーン・・・」と言ってみる。
そして、静かにこぼした珈琲を拭き取る。
ムカつく上司にひどいことを言われた。
いつもなら「あんにゃろーー!クソーーー!」と言う所を
無表情で「へぇ~・・・」と言って、スルーしてみる。
子供に、「宿題しなさいよー!」と言ったが
子供は全くしなくて、だんだんイライラしてきた。
本来なら、「いい加減にしなさーーい!」と怒るところを、
「今しないの?フーン・・・あと言わないからね」です。
宿題しなくて困るのは子供ですから。
嫌なところはできるだけ感情をこめないでスルー。
そしてうれしいことや楽しいことは、大げさに飛び跳ねて喜ぶ
くらいの勢いで、身体で喜びを表してみる。
この癖付けこそが幸せ思考作りなのです。
そして、時に怒りが込み上げてきて、怒りたいとき。
その感情を無視することはありません。
さて、怒るか?スルーするか?とワンクッションおいて
冷静に考えて、どちらかを選択したらいいです。
そうなると、冷静に怒れます。
ということで、今日も元気にお過ごし下さいませ。
ではまた明日。
画像/フォトグラファー木村千枝氏