すべての映画を見尽くすことはできない。一生のうちに鑑賞できるのは、5,000本程度。毎年100本、50年間みてその本数だ。
有名どころの作品だけで、すでに50,000本以上ある(Yahoo!映画 登録本数)。さらに、毎年1,000本以上が劇場公開されている。作品を選ぶ自由があるのなら、できれば駄作はみたくない。面白い映画の探し方をまとめた。
1.Googleで「面白い映画」と検索
検索結果には「面白い映画」の一覧が表示されるはずだ。ネット上で面白いと言及された作品を、Googleが選りすぐっている。なので、かなり「面白い映画」のはずだ。「泣ける映画」「怖い映画」にも対応している。将来的には、ユーザーの検索履歴や閲覧履歴を参照し、より精度の高い結果にかもしれない。
2.ブログやまとめ記事から探す
「おすすめ映画」と検索すると、多くのブログや、キュレーションメディアの記事がヒットする。この場合は、「誰が」おすすめしているのかをチェックする必要がある。分からなければ、おすすめされている他の作品の傾向をみて、感性が自分に近いかどうかを知る。趣味が合わない人からのおすすめは、参考にならないだろう。
3.口コミサイトのランキングで探す
Yahoo!映画、映画.com、みんなのシネマレビュー、など数多くの映画口コミサイトが存在する。自身の映画鑑賞の記録として利用する人が多く、本音のレビューが集まる。ここでは、口コミサイトの真骨頂である集合知、ランキングに注目する。新作、トータル、ジャンル別、様々な切り口で、自分が求めるものを探そう。
4.映画雑誌で探す
ロードショー、スクリーン、映画秘宝など、映画批評がネット全盛の中、戦い続ける紙媒体。やはり、紙の情報量は圧倒的で、内容も濃い。その中で、絶賛されている映画を選ぶのも一つだろう。なぜ、面白いかが論理的に解説され、批評自体が作品となっているケースもある。映画本編よりも面白い場合があるので注意が必要だ。
5.映画評論家のおすすめで探す
映画評論家は数知れない。古くは、淀川長治、水野晴郎、浜村淳、今なら、前田有一、町山智浩、ライムスター宇多丸。彼らは本職であり、質の高い映画評論を行っている。きっと、参考になるはずだ。但し、彼らは絶対ではない。あくまで参考にするのが良いだろう。ちなみに、浜村淳の解説には注意が必要だ。嬉々として映画のオチまで語る彼に、何度か殺意を覚えたことがある。
6.レンタルDVD店のポップや平置き
気軽に利用できるのが、ツタヤやゲオなどのレンタル店のポップだったりする。店の棚に並ぶ作品の数々。その中に、平置きされている作品があるはずだ。それは、映画好きのスタッフが、「ぜひ観てほしい」と置いた可能性が高い。ぜひ、店員さんをみてほしい、その店舗で主導権を持っているのは誰か。彼ら、彼女たちの顔を見て、選者の面構えであれば、作品を手にレジへ向かうのもいいだろう。
7.本編前の予告編
劇場でもレンタルでも、本編前に延々と流れる予告編。辟易することがある。しかし、そこでビビビッときた作品は、観ずにいられなくなる。注意したいのは、期待し過ぎないことだ。あの凝縮された数十秒は、本編よりも面白いケースが多い。名シーンをつなぎあわせた予告編を、確認するために本編をみるのではない。
8.好きな俳優・キャストから探す
好きな男優や女優がいれば、その人の出演作をデビュー作から最新作まで、芋づる式にチェックする。作品リストは、Wikipediaを確認すれば一発だ。その役者がどのような基準で出演作を選び、ステップアップしてきたのか(していこうとしているのか)、見方によっては、役者の人生まで含めて作品を楽しめる。
9.好きな監督・スタッフから探す
自分が面白いと思った作品は、誰がつくったのか。それを探りながら「面白い映画」を探すのも一興だ。総合芸術である映画、携わる人は多い。監督、プロデューサーをはじめ、脚本家、編集、撮影、音楽など。スタッフのつながりを見て、映画を楽しめれば、もう映画マニアだ。
10.歴代興行収入で探す
より多くの人が観た映画だからといって、面白いとは限らない。しかし、それなりに評価された作品だろう。興行収入が良い映画は、とっておきの駄作ということはないはずだ。隠れた名作や、単館シアターで上映されるような、マニアックな作品ではなく、娯楽大作が好みなら参考になるリストだろう。
11.映画祭の受賞作で探す
世界には映画賞がたくさんある。世界の3大映画祭、アカデミー賞、カンヌ国際映画祭、ベネチア映画祭を始め数多のごとく。それらは、政治や経済によるところも大きいが、お墨付きがついた作品ではある。すべてが名作かはわからない。しかし、チェックするに値する作品だろう。ちなみに、脚本賞ノミネート作に良作が多いと感じている。
12.身近な映画好きの人にきく
身近な映画好きに、おすすめをきくのもてっとり早い。その際、自分が何を期待しているのかを明確にしよう。求めているのは、恋愛のドキドキか、ドン引きの恐怖か、感動の涙か、腹から笑いたいのか。そして、ネタバレしないでね、と一言付け加えよう。映画好きには、熱く、細部まで語らせないよう注意が必要だ。
13.あえて、前情報なしで映画をみる
JJエイブラムスが、「スターウォーズ フォースの覚醒」のプロモーションで来日した際、映画の見方について持論を述べていた。
「劇場に行く目的は、予備知識の確認ではなく、驚きの世界を体験すること」
ここまでいろいろ書いてきたが、彼の発言通り、本当に映画を楽しみたいのであれば、できるだけ事前情報なく観るのが一番だと思う。