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理学療法士、鍼灸師、柔道整復師の父から学んだこと

コラム
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父の生い立ち

自分の父は岩手県生まれでさ。たくさんいる兄弟姉妹の末っ子なんだよ。もうね、家は貧乏だったから父は大学の進学を諦めてね。

卒業後、就職に有利な工業高校に入学したみたい。お金の事情により希望する人生を選択することのできない環境ってあるんだよ。

父は工業高校を卒業してさ。岩手県から東京に上京してね。電機系の会社に就職したんだ。そこで父は母と出会い結婚している。

工業高校出身が医療系へ転身

父は電機系の会社で仕事をしていたんだけどさ。何かこの仕事は違うなと違和感を覚えたみたい。

ほどなくして電機系の会社を辞めてね。整骨院で働きながら夜間の鍼灸柔整の専門学校に通い始めるんだ。

もうね、工業高校出身の父が医療系に方向転換してしまうとはびっくりだよ。自分が小学生の頃、父は鍼灸師、柔道整復師として病院に勤めていたんだけどさ。

ちょうどその頃、理学療法士になるための夜間の専門学校にも通っていたんだ。 

現在、自分は鍼灸学生なんだけどね、いったいどこで勉強をしていたんだろうと思うほどバイタリティー溢れる父だった。

日曜日なんて専門学校の勉強があるにも関わらず遊びに連れてってもらったことがあるからね。

父から学んだこと

仕事に違和感を持ってさ。この仕事は自分には向いていないと判断したらあっけなく辞めてしまえるいさぎよさはね。 正直、女房、子供がいるんだったら、なかなかできない選択だと思うんだよ。しかも工業高校出身から医療系への方向転換を迷いもなく選択してしまうなんてさ。

他人からしたらどうかしているかもしれない。だけどそれは自分に正直な生き方なのかなって思ったんだ。

本人が自分は工業高校出身だから医療系は絶対無理だと決めつかない限り、可能性は無限大に広がっているんだよ。 

自分は父ほどバイタリティー溢れる人にはなれないかもしれないけれどね。

違和感を覚えたり、何か違うなと感じたことを無理して続ける生き方だけはしたくないなと思ってる。

自分も紆余曲折あってさ、鍼灸学生になったタイプだったからね。父は自分が鍼灸の道に進むのを決めた時、とても喜んでいた。

後年、父は夜間の大学にも通い卒業している。

ユーリオ的まとめ

本人ができると信じたことを本気でやれば叶う。例え時間がかかっても諦めなければ叶う。自分はそう思うんだ。

だってそんな父の後ろ姿を見ながら自分は大人になったからね。 ただし、うちの父も人間なんで問題はある。

子供の時、酔っている父の隣で寝ていたら寝ゲロされ、頭に異物をかけられた。

例え親子といえども酔っている人の近くで寝ない方がいいよ。経験者は本気で語ります! 酔っている人の近くで寝ちゃだめー!

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