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 産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)から冷凍カツなどの廃棄食品の横流しを受けたみのりフーズ(岐阜県羽島市)の実質的経営者が、ダイコーからコメも引き取って転売していたと朝日新聞の取材に認めた。農林水産省と愛知県はダイコーの倉庫でコメを確認しており、横流しがあった可能性があるとみて流通経路を調べている。

 みのりフーズの岡田正男氏(78)によると、昨年10月ごろ、岐阜県海津市のダイコーの倉庫にあった1袋30キロのコメを10袋ほど購入。うち6袋を複数店舗を営む愛知県内の中華料理店に、3袋をみのりフーズの従業員にそれぞれ転売した。

 岡田氏がダイコー側から買った際には、すでに「紙の袋に入れ替えられていた」といい、コメの産地などはわからなかった。「スーパーで売れ残った」と説明を受けたという。