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元職員「抱き上げ、落とした」…「介護に嫌気」

読売新聞 2月17日(水)3時8分配信

 川崎市幸区の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で2014年11~12月、入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で、最初に死亡した丑沢(うしざわ)民雄さん(当時87歳)に対する殺人容疑で逮捕された同施設の元職員今井隼人容疑者(23)が神奈川県警の調べに、「丑沢さんは(介護に)手がかかる人だった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。

 今井容疑者は夜勤も多い介護の仕事についても「嫌気が差した」などと話しているといい、県警は、こうした不満やいらだちが動機につながった可能性もあるとみて調べている。

 県警の発表では、今井容疑者は14年11月3日深夜から翌4日未明の間に、4階から丑沢さんを投げ落とし、殺害した疑い。捜査関係者によると、「(丑沢さんの部屋の)ベランダに誘導し、抱き上げて投げ落とした」と供述しており、「殺すつもりだった」という趣旨の説明もしているという。

最終更新:2月17日(水)3時9分

読売新聞

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