今日はノスタルジーに浸りつつ、自分の一番好きなシンガーについて語らせていただきたい。
私は吉田拓郎が大好きだ。
世代的にはちょっと上の世代で、どストライクではないけれど、私は拓郎が好きだ。
シンプルだがそれ以外表現のしようがない。
吉田拓郎の楽曲だけで一人カラオケで楽に2時間は歌えてしまう。
そんな自分が嫌いじゃない。寧ろ好きだ。
私に「吉田拓郎」を教えてくれた人がいる。
この記事にも書いたが、私の人生に最も影響与えた人だ。
その人がこのブログを読んでいるはずはないが、その人に向けて今日の記事は書いてみたい。
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私は今でもこの人のことをたまに夢に見る。
もしすると月に一回くらい見てるかもしれない。
多分まだこの人の洗脳から醒めていないのだと半ば諦めている。
この人は拓郎のことが好きだった。
拓郎が青春だったといつも言っていた。
拓郎に生き方を教わったといつも言っていた。
拓郎がどトライクだったのである。
拓郎そのものになりたいと心の底から願っていた。
拓郎になんかなれるがずはないのに病的までに拓郎になろうとしていた。
ある意味宗教のように拓郎を信仰していた。
この人はある意味天才だったがある意味破滅型だった。
私の人生で出会った人の中では唯一「破滅」が似合う特殊な人だった。
この人と毎晩毎晩酒を飲み、拓郎を歌いまくる時期があった。
20代(その人は40代)の一番人生と向き合う時期だ。
スーパードライを二人で何十缶も開け、拓郎だけを二人で歌い続けた。
二人とも真剣にカッコつけて拓郎になりきってとことん歌った。
嫌でもこの時期に、拓郎の曲が骨の髄まで染み込んだ。
当然の流れで私も拓郎の、そして拓郎の曲の虜になった。
信者になったのだ。
だから今でも私は拓郎を歌う。
酒に溺れて拓郎を歌う。
生き方を教えてくれた拓郎の曲を歌う。
どこかで昔と変わらず酔っ払って拓郎を歌っているあの人と一緒に拓郎を歌う。
もしよろしければ拓郎がお好きな方はご一緒に歌いましょう。
~まずつかみで3曲ほどお馴染みの曲~
【つかみ1曲目】旅の宿
作詞:岡本よしみ
作曲:吉田拓郎
「浴衣のきみは尾花の簪」ではじまる、この世代のだれもが一度は口ずさんだことがある自身最大のヒット曲
旅先の宿でのシーンがしんみりと描かれたフォークの中のフォーク
古き良き時代の青春がこれでもかと詰め込まれた拓郎の代表曲といえる曲
【つかみ2曲目】結婚しようよ
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
40万枚以上も売れたこの曲の影響で「街の教会」で結婚式を挙げる若者が急増した
拓郎も最初の結婚式を軽井沢の聖パウロ教会で挙げた
拓郎がこの曲でフォークをメジャーに押し上げた(功罪あると言われているが)ことのインパクトははかり知れない
【つかみ3曲目】全部だきしめて
作詞:康珍化
作曲:吉田拓郎
KinKi Kids(キンキキッズ)が歌って大ヒットしたのがご存知の方も多いはず
拓郎も出ていたテレビ番組「LOVE LOVEあいしてる」が懐かしい
早口言葉のような歌詞が歌っていて心地よいので是非お試しあれ
~ここから本編のランキングベスト20~
20.冷たい雨が降っている
作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎
どこか淋しい歌い出しでいきなりハートを鷲掴みにされる
「好きでもないし 嫌いでもない フルだけフリなよ フラれてやるさ」のフレーズが妙に印象に残っている
土砂降りの雨に濡れながら何か物思いに耽る情景がメロディにのって目に浮かぶ
19.今日までそして明日から
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
「わたしは今日まで生きてみました」
この「生きてみました」というフレーズに拓郎らしい空気を感じる
自分の生き方をただただシンプルにつぶやく、そんな透明感のある素敵な曲
18.人生を語らず
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
拓郎らしい潔いストレートな勇気をもらえるスケールの大きい名曲
「越えて行け そこを 越えて行け それを」
このフレーズのシャウトに何度勇気をもらい壁を越えられたかわからない
17.夏休み
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
爽やかでノスタルジックな優しい曲
古き良き夏休みの情景が目に浮かんでくる
絵日記、花火、西瓜、きれいな姉さん先生、この曲を聴きながら目を閉じるとなぜか涙がこぼれてしまう
16.マークⅡ
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
拓郎メジャーデビューの1st.シングルでこの曲が大好きというファンは多い
「さよならが 言えないで どこまでも歩いたね」ではじまる感傷的な別れの曲
タイトルの由来はこの曲を作っている時に目の前をトヨタマークⅡが通過したとか...
15.高円寺
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
この曲を聴いて無性に高円寺に住みたくなってしまった(実際住んだ)
「高円寺じゃないよね」のところの拓郎のシャウトがかっこいい
高円寺に住んで本当に良かった、楽しかったと今でも懐かしく感じる
14.人間なんて
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
「人間なんて ラララ ラララララ」のフレーズを繰り返す渾身の一曲
このシンプルな歌詞に魂の叫びを感じ、心が揺さぶられてしまう
拓郎ライブではこの曲のこのフレーズで観客を煽り続けるスタイルが伝説となっている
13.落陽
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
拓郎のライブの欠かすことができない大盛り上がり確実のキラー曲で陶酔の一曲
「みやげにもらった サイコロふたつ 手の中で振れば また振出しに」の歌詞が人生そのもの
夕陽とともに皺だらけの年老いた爺さんの姿が目に浮かぶ
12.外は白い雪の夜
作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎
男と女の別れを描いた切ない曲で紅白でも拓郎はこの曲を歌った
(ダイヤモンド☆ユカイもカバーした)
「大事な話があるんだ 本など読まずに 今聞いてくれ」からはいじらしい女性像が見え隠れする
まさに今から別れ話を切り出そうとしている切なくも息詰まるシーンが目に浮かぶ
11.祭りのあと
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
文字通り大きなお祭り騒ぎのあとの例えば二次会なんかで渋く歌いたい曲
何か大きな仕事をしたあとなんかもジンと来るかもしれない
祭りのあとの物悲しさがしんみりと心に沁みる
10.ペニーレーンでバーボン
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
この曲を聴くたびにかっこよくバーボンを飲みたくなってしまう
拓郎のように「ペニーレーンでバーボンを」のフレーズを勢いよく繰り返し
歌いながらしたたか酔うところまでがこの曲のお約束
9.君のスピードで
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
「君の好きなスピードで 僕のテンポで」
なんてことはないのだが、この詩がたまらなく好き
愛する人と「一緒に歩んで行こう、合わせていこう」と思えるようになる不思議な曲
8.イメージの詩
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
字余りの独特の歌詞は、「これぞ拓郎節」ともいえる象徴的な名曲
この曲でどっぷりと拓郎にハマることとなったファンは少なくないらしい
社会の矛盾や人間の心理を心が揺さぶられるままにイメージのままに歌い上げた超大作
7.流星
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
シンプルだけど、とにかくひとことかっこいい曲
「正直だった 悲しさがあるから」
青臭かった若かりし自分に重ね合わせてしまい今聴いてもマジで泣ける
6.唇をかみしめて
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
いい加減な自分を慰めるためによく歌わせてもらっている
この曲を歌うと不思議とカタルシスを感じてしまう
武田鉄矢の坂本龍馬が目に浮かび、独特の広島弁に癒される
5.裏街のマリア
作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎
独特の世界観を感じさせるどことなく隠微で魅惑的な曲
「抱きたいんでしょ ねぇ そうでしょう 男は誰でも同じよ」
こんな歌詞、歌っているだけでドキドキしてしまうのわかるでしょ
4.青春の詩
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
ちょっとニヤっとしてしまう、照れくさいけど歌っていてめちゃくちゃ楽しい曲
当時の青春のいろいろな姿がたくさん描かれていて超面白い
是非ネットなどでこの曲の歌詞を一度ご覧いただきたい
3.ビートルズが教えてくれた
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
歌っている自分がカッコイイと自己陶酔できる必ずカラオケで歌う曲
「もっと陽気であってもいいんじゃないか」
元気が出ないとき、どうしても暗くなってしまうときに自分にエールを送りたいときにうってつけ
2.ローリング30
作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎
30代に突入する目前に毎回のようにヘビーローテーションで歌った大きな影響を受けた曲
「動けない花になるな 転がる石になれ」
このフレーズは今でも行き詰った時によく自分に言い聞かせている
1.決断の時
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
何か大きな決断する時の重々しくも厳かな張り詰めたようなムードがそこはかと漂う名曲
この曲を聴いて「自分もそろそろ決断しなきゃいけないな」とよく思ったのを覚えている
今もう一度この曲を聴き、大きな決断をしなければいけない時期に来ているような気がする今日この頃である
以上が、私に生き方を教えてくれたフォークのカリスマ・吉田拓郎の名曲ランキングベスト20である。
蛇足だが拓郎の曲はやっぱり「一人カラオケ」で心ゆくまで楽しみたい。
繰り返しになるが吉田拓郎だけで2時間は楽勝でいける。
吉田拓郎の歌は大人数のカラオケではあまり歌いたくない。
最近の若い人はあまり拓郎の曲を知らないのであまり盛り上がらないということもあるが、拓郎はひとりで、味わうように、大事に、思いを込めて歌いたいからだ。
拓郎の曲は近い将来いつか必ずまた「くる」と思う。
いつかきっと「くる」日のためにも、拓郎の名曲の数々を是非聴いてみていただきたい。
吉田拓郎よ永遠に...
・福田和也(文芸評論家)
「山田耕作のあとは吉田拓郎しかいないんじゃないか、と誰かが書いていた」
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◆番外編
★ 森進一 襟裳岬
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
語りかけるような歌いだしであっという間に襟裳岬に連れて行かれる
「襟裳の春は 何もない春です」
森進一のものまねで誰でもが一度は歌ったことがあるはずの大ヒット曲
★ キャンディーズ やさしい悪魔
作詞:喜多條忠
作曲:吉田拓郎
拓郎はキャンディーズ(特にスーちゃん)の大ファンだったとか
キャンディーズの大ファン石破茂も「音楽的に完成度が一番高い名曲」と絶賛
キャンディーズ自身も代表曲と位置づけている
★ 石野真子 狼なんか怖くない
作詞:阿久悠
作曲:吉田拓郎
石野真子のデビューシングル
あの大物作詞家・阿久悠が拓郎に作曲を依頼したというエピソードも
レコーディングに8時間もの間つきっきりで拓郎が付き添ったとか
★吉田拓郎に少なからず影響された桑田さんが作った「吉田拓郎の唄」
◎他のカラオケエントリー:人気順です!
★一番人気(男性:30代・40代)
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★二番人気(男性:下手な人向け)
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★三番人気(女性)
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★四番人気(キッズ)
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★五番人気(女性:結婚式用)
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