突然ですが、子どもに「赤ちゃんはどこからやってくるの?」など、性についての質問をされたら、返答に困ってしまうものですよね。
ちゃんと質問に答えたほうがいいのか、あるいは“子どもだから”話さないほうがいいのか……悩むところでは? シチュエーションとして全くあり得ないことではないだけに、どういった対応をしたほうがいいのか把握しておいたほうがいいでしょう。
そこで今回は、子どもの性教育に詳しい武川行男さんの著書『ママにできる性教育』や『WooRis』の過去記事を参考に、子どもから“性”について質問をされた時に親がしてはいけないNG言動を3つご紹介します。
■NG1:「そのうち分かるよ」とはぐらかす
3、4才の子どもに「赤ちゃんってどこから生まれるの?」「今日、ママと一緒にお風呂に入れないのはなんで?」と突然質問されたら、驚いてしまいますよね。
「なんて答えたらいいんだろう?」「どこまで答えたらいいの?」と非常に悩ましいところですが、「そのうち分かるよ」「また今度ね」と、はぐらかさないほうがベター。
武川さんによれば、日常の中で性について語り合える雰囲気があったほうがいいとのこと。ですので質問されたら、子どもの年齢に応じて、気負わずに答えてあげるようにしましょう。
■NG2:「そんなことに興味持つなんておかしいよ」と怒り出す
我が子が「どうして子どもは生まれるの?」などと聞いてきたら、ギョッとしてしまう方も少なくないことでしょう。
ですが、「そんなことに興味持つなんておかしいよ!」と怒り出したり、「子どもはまだ知らなくていい!」と言ったりするのは絶対にNG。
こういった態度をとると、性に興味を持つのは“いけないこと”だと子どもに思わせてしまい、その後の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
すぐに答えられない時は、「あとで調べてから教えるね」と一旦保留にしましょう。自分なりに答えを考えてから、回答するようにしてあげてくださいね。
■NG3:ネガティブイメージで性を語る
性というと、みなさんはどういったイメージをお持ちですか? 口に出すのは恥ずかしい、隠すもの、卑わいなもの……などといったイメージを少なからず持っている方もいらっしゃるかもしれません。
同著によれば、
<性は人間にとってはごく自然なもので、特に美しいものでもなければ、きたならしいものでもないということを、まず頭に入れておいていただきたいと思います。>
とのこと。
親が性に対してネガティブなイメージを持ち、そのイメージで話してしまうと、子どもにもそういったイメージが形成される可能性大。まずは、ご自身がどういったイメージを持っているかチェックした上で、性を語る時はポジティブな言葉で伝えるようにしましょう。
以上、子どもから“性”について質問をされた時に親がしてはいけないNG言動をご紹介しましたが、いかがでしたか?
子どもは好奇心旺盛。いつかはこういった質問が飛んでくることを想定して、自分なりに性に対する考えをいま一度、点検してみてくださいね。
(ライター 大宮つる)
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【参考】
※ 性に目覚めても…否定はNG!「中学生の息子」に言ってはいけないフレーズ3つ – WooRis
※ 武川行男(1973)『ママにできる性教育 - 教師からのアドバイス』(第三文明社)
【画像】
※ Katya Shut / Shutterstock