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同時テロ遭遇のロックバンド パリで再公演
2月17日 5時24分

フランスのパリで発生した同時テロ事件から3か月がたつなか、コンサート中に事件に巻き込まれたアメリカのロックバンドが当時の観客たちを招いて再び公演を行い、テロに屈しない姿勢をアピールしました。
去年11月にパリで発生した同時テロ事件では、コンサートホールが襲撃されて観客など90人が死亡するなど、合わせて130人が犠牲になりました。
当時このコンサートホールで公演中だったアメリカのロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」がパリを訪れ、16日、別のコンサートホールで再び公演を行いました。
グループは、去年12月に著名なロックバンド、U2がパリで行ったコンサートでゲスト出演しましたが、今回、自分たちが主催したコンサートには事件に巻き込まれた当時の観客たちを招待しました。
地元メディアによりますと、当時の観客およそ1500人のうちグループの呼びかけに応じて集まったのはおよそ900人に上ったということです。
グループは、最後までコンサートを行うことで、犠牲者を悼むとともにテロに屈しない姿勢をアピールしました。
会場の周辺では銃で武装した警察官が警戒するなど、ものものしい警備態勢が敷かれたほか、体調を崩す観客が出た場合に備えて医師らも控えていました。観客の男性は、「ここに来られなかった人のことを思うとつらいが、前に踏み出すために今夜のコンサートにはどうしても参加したかった」と話していました。

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