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 愛知県警は16日、当時1歳の三女に大けがをさせたとして、同県豊田市金谷町4丁目、飲食店員氷室昌史容疑者(28)と、妻で老人ホームパート職員の好美容疑者(28)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。

 豊田署によると、昌史容疑者は「わざとけがはさせていない」、好美容疑者は「夫がテーブルをひっくり返した時に子どもがけがをしたが暴行はしていない」と話し、ともに容疑を否認しているという。

 発表によると、両容疑者は昨年7月4日、自宅で三女に暴力を振るい、右足小指を欠損させるけがを負わせた疑いがある。同7日、両容疑者から「子どもの右足が壊死(えし)している」と相談を受けた医師が児童・障害者相談センターに連絡するなどして発覚した。

 センターによると、容疑者宅は6人家族で、昨年7月に三女がけがをした時点で三女と次女(4)を保護。同8月中旬には長男(6)を、今回の逮捕を受け長女(7)も保護したという。担当者は「三女は継続的な暴力を振るわれた形跡はなかったが、慎重に観察してきた」と説明した。