村上友里
2016年2月16日23時12分
川崎市の老人ホームで2カ月間に3人が転落死した事件で、うち1人を殺害した容疑で元職員の今井隼人容疑者(23)が逮捕された。今井容疑者は昨年9月、朝日新聞の報道で3人の転落死が明らかになった直後に、自宅前で報道各社の取材に応じていた。主なやりとりは次の通り。
◇
――今の心境は。
自分(が当直)の時に続いて亡くなったのでショックだった。亡くなった結果は重く受け止めている。
――3日間とも当直だったので、周囲から何か言われなかったか。
周りがどう見ていたかは分からないし、あまり転落についての話はしなかった。
――3人という当直の態勢は十分だったか。
入所者にとって十分だったかは分からない。法律的には足りていたが、自分は足りていなかったと思う。
――3人が相次いで亡くなったことについて。
個人としてショックです。少なからず、介護職員、いえ、人としてコミュニケーションをとっていた人たちなので、自分の家族のようにケアをさせて頂いていた。
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朝日新聞社会部
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