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ディアボロの大冒険

作者:あつし
誤字、脱字、変な文章は見逃してください。

小説家ではないので


ディアポロの大冒険

                     作 阿久津健一(あつし)


何が始まりで、何が終りなのかは、分からない。

人間と言うものは、因果関係に紡がれながら生きているが、真の因がわからない故に、どのような果をもたらすのかを、知る事はできない。

俺がどうしてこのような結末を迎えたのかは、知る術がない。

俺はジョルノ・ジョヴァーナのスタンドにより、死に続ける事になった。【終りが無いのが終り】という、地獄を味あわせられている。

俺はいつ【終わる事】が出来るのか?

このまま死に続けるという日々を、どうにかして抜け出したい。俺は何回も神に願った。どうか、この【終りが無いのが終り】という牢獄から、出してくださいと…

もう、なん千回死んだのか、あるいは一万回を超える死を迎えたのかわからない。そんな何回もおこなってきた死の果てに、ようやく転換点を向かえる事になる。

俺はホテルにいた。次は何処から攻撃されどんな死に方を向かえるのかと、心の準備をしながら、待ち受けていた。

しかしいくら時間が経過しても、何も起こらない。少し不審に思った。今までなら一時間以内に死を迎えるのに、未だ死ぬような出来事は起きていない。

俺は冷静になり、ホテルの部屋を調べてみた。部屋はポスターが壁に貼られていたり、ベッドがあり、そしてパソコンが置いてあった。

俺は慎重に、パソコンのスイッチを入れてみる事にしたが、パソコンは起動しなかった。俺の心は、少しの安堵と、大きな失望を感じていた。もしかしたら、このパソコンが俺を救ってくれるのかもしれないと、少なからず希望を持っていたからだ。

途方にくれ、俺はベッドに横になり、そしていつの間にか寝むってしまった。


起きた時、俺はホテルの部屋にいた。一瞬なんで此処にいるのかと思ったが、昨日の出来事を思い出し、ようやく俺は今の奇妙な状態を理解した。

いつもなら既に10回くらい死んでいるはずなのに、何故か俺はまだホテルにいた。

なんで死なないのかという疑問を当然のように思った。

もしかしたら、このホテルが【本当の終焉】であり、ここから、何もない日々が続いていくのだろうかと思った。

死ぬ事が無くなったのは、喜ばしい事だけど、永遠にこのホテルの部屋にいる事になるかもしれないと考えた時、虚無感が込み上げてきた。

しかし部屋を良く見渡すと、昨日には無かったドアがあった。

俺はドアのぶを握り、恐る恐ると、ドアを開いた。

ドアを開いた時、時空が歪み、何処だか分からない所にいた。

そして、ここから俺の大冒険が、始まるのであった。

      2

俺はスラム街にいた。ホテルの部屋の外にスラム街がある事には疑問に思わなかった。今まで様々なスタンドと出会い、能力をみたりして、その位では驚かなくなったのだ。おそらく何かの力が働いているのだろう。その力がスタンドによるものか、別の存在による物なのかはわからないが、今はどうするか考えることを先決にした。

ポケットに違和感があり、取り出して見た。それは紙きれであり、文章が載っていた。

『おめでとう、君はようやくここに辿り着けた。ここは様々な物で溢れている。そのほとんどの物は役には立たないが、DISCという物があり、そのDISCを上手く活用していけば、君の望む物が手に入るんだ。しかし一筋縄ではいけないから、この世界でも何回か死ぬ事がある。しかも死んだら、ホテルの部屋に戻され、手に入れた物を失ってしまう。強さなども死んでしまえば初期値に戻されてしまうだろう。しかし、何回かこの世界を探索していくうちに、この世界の仕組みがわかる。だから、仮に死んだとしても、その事を糧にして、同じ死に方をしないように努力したり、この世界を如何にすれば攻略できるのかを考える事が出来る。つまりこの世界では、肉体の強さや、持ち物の能力ではなく、君自身の知恵と知識が重要なのだ、何回かトライをして、そして君が欲しいと思う物を手に入れるのだ。その為には、何回死ぬかわからないが、君にとって死という物は既に日常だから苦にはならないだろう。だが、いつまでも攻略が出来ないで、プレイする事を諦めた時が、君にとっての本当の死だ。あきらめずに頑張りたまえ。』

そんな内容の文章が書かれた紙であった。

そして、その紙を見て思い出した事があった。

昔、誰かから噂として聞いたのだが、世の中に不思議なダンジョンがあるという内容であった。今までそれは単なる噂と捉えていたが、スタンドという能力が自分に備わった時、そんなダンジョンも、もしかしたらあるかもしれないと思い立ち、2chのVIP板で調べてみた事もある。そして、あると主張する者と、無いと主張する者がいた。あると主張する人間は、そのダンジョンを攻略した者は、桃源郷に行けたり、宇宙の仕組みを操作することができる力が手に入る、と力説していた。

無いと主張する者は、桃源郷に行った奴はその後、こちらの世界に帰って来ないだろう。それなのに、なんで桃源郷に行った奴がいるって断言できるのか。それに宇宙の仕組みを操作する奴を見たことがあるのか?という至極まともな意見を言ったので、俺もそんなダンジョンは無いと結論した。

しかし今の状況は何なのか、ここが不思議なダンジョンという確証は無いが、それでも、ここには【何かがある】と思ってしまう。その何かが何なのかは分からないが、俺はこのダンジョンを攻略しようと意気込んだ。

        3

このダンジョンに14回トライをして未だに、ホテルの外を攻略できなかった。

14回トライして14回失敗したという事は、つまり14回死亡したという意味である。

この世界は、俺がかつて居た世界とは異なる為、今までの常識に囚われずに、この世界の仕組みを模索する事が、大事であると知った。

今は既に14回もトライをしているのだから、幾分かこの世界の仕組みがわかるようになった。しかし、一回目のトライの時は戸惑った。

ゴロツキや薬中の人間に殺されたり、今まで出合った事のない、スタンドに殺されたり、色々なことがあった。その末で、学んだ事は、まずフーファイターのDISCが無ければ辛いことと、ピッツァで空腹を無くす事が大切であると学んだ。

それと装備用のDISCは防御に回したほうがいいと学んだ。装備用のDISCは、ある本を読むことで鍛えられると知った。

ちなみにアイテムは落ちている事もあれば、売っている事もある。金も普通に落ちているので、その金でアイテムを買うことができる。

しかし万引きをすると、店長が切れて、瞬殺してくるので、万引きはあまりおススメできない。


俺はそこから更に殺されて、死亡数が23回になって、24回目のトライを開始していた。

昭和58年6月の運命を変えようとして、幾度も死んでいった少女は、たぶん今の俺と同じ気持ちだったのではないのか、と思った。

24回目のトライで俺は強力な装備DISCを偶然手に入れる事ができた。そこから俺は、今まで学んで知識と知恵を駆使して、ようやくダンジョンの最深部に達する事ができた。

そこは、老婆が主らしく、俺は老婆を殺す事に専念した。

この老婆さえ殺せば俺は【何か】手に入るという核心した。

俺はふと、ドストエフスキーの罪と罰を思い出した。ラスコニーリコス少年は老婆を殺して、そこから罪悪感で、自分を苦しめた。

しかし俺に迷いは無い、俺は幾人の人間を殺した人間で、自分自身も何回も死んだからだ。

俺は透明になるDISC(メタリカのDISC)を発動させ、老婆を何回も射撃して、そしてようやく、老婆を瀕死状態に追い込んだ。俺は老婆を直接殺そうと、老婆のほうに歩み寄った。

老婆は何かを呟いた。

「もし私を殺しても、おぬしの手に入れたい物は手に入らないだろう、そしておぬしは更なる試練を向かえることになる。」

そう最後に言って死んでいった。

俺の手に入れたい物が手に入らない?次なる試練?

疑問は募っていったが、今は俺がこのダンジョンを克服した事を祝福しよう。

     4

気がついたとき、俺はホテルの部屋に居た。ホテルの外のダンジョンをクリアしたが、徒労に終わったらしい。

俺はこの後どうするか、悩んだ。結局俺は何処にもいけない身なのか、絶望感が俺の精神の隅々まで、駆け巡った。

しかし、よく部屋の中を調べると、見覚えの無い、亀が居た。俺は亀に近づいて、亀に触れてみた。そしたら、俺は亀の中に吸い込まれた。

亀の中は、こざっぱりとした、部屋であり、中にはめぼしい物は無かった。だが、部屋の隅のほうに紙が置いてあり、俺はその紙を読んでみた。

『ホテルの外のダンジョンをよく攻略した、感動した。本題にはいろう。この亀の中では、アイテムが保存できる。次のダンジョンはホテルの外より厳しいダンジョンだ。だから、始めからクリアする気ではなく、良きアイテムが手に入ったら、ディアボロのDISCやムーディーブルーのDISCを活用して、この亀の中に保存したまえ、そして十分な装備が整ったら、クリアすればいい、ちなみに、次のダンジョンをクリアすれば、君の望むDISCが手に入るだろう。健闘を祈る』

紙にはそう書いてあった、次のダンジョンをクリアすれば俺の望むDISCが手に入れるらしいが、何が手に入るのかは分からない。とりあえず次のダンジョンに行けばいいらしいが、そこが何処にあるか分からない。とりあえず、亀の外に出て部屋でも探索してみよう。

亀の外に出た時真っ先に目に付いたのは、見慣れない階段であった。おそれくそこが次のダンジョンの入り口あろう。俺は素数を数えて気持ちを落ち着かせて、階段を下りようとした。しかしもう一つ気になる点があった。パソコンの電源が付いていることである。俺はパソコンに向かった。そしたら過去の部下に連絡が取れた。部下とコンタクトを取ってみた。そしたら、DISCを売ってくれるらしい、だが俺はあえて部下からアイテムを買わなかった。どういう効果があるか分からないDISCを売っていたからだ。それに部下からアイテムを買うという事が、不快に感じられ、アイテムは買わなかった。

とりあえずホテルの外で手に入れたアイテムを持って、次なるステージへと足を運んだ。

俺が望むDISCが何か分からないが、先へと進まなければ、俺はいつまでも、この監獄から抜け出せない。勇気を出して俺は階段を下りていった。

  5

最初はホテルの外と同じだと思ったが、どうやら違うらしい。記憶のDISCが未識別で、どういう効果を発揮するのかがわからない。やばい物というアイテムもあり、ヤバイ物が役に立つかも分からない。

つまり今回のダンジョンは、一筋縄ではいかないようだ。

その後、俺はレクイエムの迷宮(仮名)で悪戦苦闘をした。

そして、24回のプレイの時、ようやく20階まで辿り着く事ができた。20階にはディアボロのDISCがあり、このDISCを使えば、アイテムを持ったまま、ホテルに帰れるらしい。今でもかなりぎりぎりの状態なので、一旦ディアボロのDISCを使い、ホテルに戻ることにした。

ホテルに帰ったとき、アイテムが手元にある事を確認した。アイテムは持っていた。その後、アイテムを持ったままダンジョンに入れるか、試してみた。

ダンジョンにアイテムを持ったまま入る事が出来た。

このダンジョンの攻略方法が見つかった。

有効なアイテムを入手して、それでホテルに戻る。という事を繰り返して、鍛え上げた装備用のDISCを持って、ダンジョンに挑めば、クリアできる可能性が上がる。

三歩歩いて二歩下がる、という事を心がけていこう。それだけが今の俺に出来る事だ。


そしてついに、深層部まで辿り着き、ダンジョンの主と対面する事になった。ダンジョンの主は、一度も忘れた事のない面をしている奴であった。

奴の名は『ジョルノ・ジョバーナ』

帝王であるはずの俺を、地獄以上にきつい処罰をスタンドで発動させ、【終りが無いのが終り】という世界に送り込んだ。いわば、【終りが無い世界】の【始まり】を創った本人である。

奴を倒す事、それはすなわち、俺を地獄のような状態を終わらせる事である。奴を倒せば全てが終わる……

そう…ディアボロのなく頃に……


とりあえず奴の能力を封じるために、ヘブンズドアでジョルノを攻撃した。これで奴は特殊能力が使えなくなる。と思っていたら次の瞬間奴はヘブンズドアの封印能力を無効にした。俺はどういうことだが理解できなかった。だがこのまま奴のペースに飲まれてはいけない。ジョルノの能力を調べよう。そうすることが奴を倒す為の第一歩だ。

メタリカのDISCで透明になり、慎重に奴の方へと向かって行った。ついでにダンボールをかぶる事も忘れずにかぶって行った。ダンボールによる潜入捜査で何人の人間が助かったかは、グラフで見てみるとわかる。ダンボールを持参しなかった奴は98%の確率でミッションを失敗している。だがダンボールとカロリーメイトを持参した人間は76%の確率で潜入捜査に成功している。

透明になる能力とダンボールをかぶるというコンボでジョルノ・ジョバーナの近くまで、容易く近寄る事が出来た。

ヘブンズドアを直接発動させ、奴の能力を知る事が出来た。

どうやら奴は状態異常を攻撃時に治す事が出来るらしい。そして遠距離からサソリを飛ばすという能力がある。なるほど…強敵であり宿敵という言葉が似合う敵だ。俺はメタリカのDISCを発動させ、透明になり攻撃した。

「ガッシ!ボカッ!」ジョルノは死んだ。


 ジョルノを殺した事により、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムのDISCを手に入れることが出来た。しかしジョルノは最後に何かをつぶやいていた。

「そのDISCを使えば、【終りが無いのが終りを終わらせる事】が出来るかもしれないが、今のあんたでは扱えないだろう。なぜなら、あんたの心に【迷い】があるからだ。真の死に対する事に恐怖が少なからずある。だから今のあんたにはこのDISCを発動できない」

 くだらない戯言だ。気にすることは無い。俺は既に死に続けることに疲れている。だからこのDISCを発動させ、全てを終わらせるんだ。

 俺はDISCを発動させた。が、何も起こらなかった。もう一度発動させても無駄だった。このDISCでは、全てを終わらせる事が出来ないのか?

 そう考えていると、横から誰かの声が聞こえた。

「心が迷ったら…発動するのはやめなさい」

 背後から声が聞こえてきたので背後を振り向いた。だが誰もいない。

誰だ今のは。確かに背後に誰かがいた。そして俺は気がついた。トニオという人が経営している店でトニオさんに、誰かの脊髄の遺体を貰ったのだが、その遺体が少し輝いている事に。

トニオさんは言った。

「この遺体は特別な人間の遺体の一部です。何か役に立つと思うので持っていって下さい」と…

最初は廃品処理だと思って捨てようとしていたが、何故か最後まで持っていたアイテムだ。

それが、輝いていて、そしてしばらくしたら、輝きは収まった。

ふとホテルのベッドを見てみると、神父の姿をした人間がいた。俺はその人間に近いて質問した。

「お前は何者だ」

簡潔に質問し終えると、神父は答えてくれた。

「私はブッチという名の神父だ。私は長年天国に行く方法を探していたが、そんなくだらない事は止めにした。今はとある聖人の遺体を捜している。もし遺体のパーツが全て揃えば、天国以上の世界を創れるという話を聞いた。だから今は遺体探しの旅をしている」

「この遺体は聖人の遺体の一部か」

さらに質問すると、神父は目を光らせて、それが聖人の遺体の一部だと教えてくれた。

「譲ってくれないか?金はいくらでも出す」

この提案を俺は断った。そして俺は今の俺の状況を話した。

「それなら、遺体を全て見つければDISCを発動出来るかも知れません。もしDISCを発動できたら、遺体を全て渡してくれないか?」

俺はその提案には乗らなかった。もし天国以上の世界が創れるのなら、レクイエムのDISCを発動させなくても、いいのではないのかと思ったからだ。

「わかった。ではこうしよう。どちらが先に、遺体のパーツを多く取れるか勝負して、私が負けたら貴方に遺体を全て渡します。しかし私が勝った場合は、遺体はわたしの物になりますが、その場合、遺体の力で【終りが無いのが終わりを終わらせる】ことをしてあげます。悪い条件ではないでしょう。これなら、貴方は負けても勝っても得をするのだから」

俺は少し考えた末、その紳士協定を呑むことにした。

そして俺の本当の大冒険は今始まった。


「それで? それからディアボロはどうなったの、おじーさん。おじ……」

おじいさんは死んでいました。

だからディアボロがそれからどーなったのかはもうわかりません……

でも見てくださいこのうれしそうな死に顔。

あなたはこんな顔で死ねますか?



読んでくれてありがとうございました。

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