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イスラエル前首相 汚職事件で収監2月15日 22時55分
イスラエルのオルメルト前首相が通産相時代の2004年に関わった住宅地開発を巡る汚職事件などで禁錮1年7か月の有罪判決を受け、15日、収監されました。
イスラエルのオルメルト前首相はシャロン政権で通産相を務めた2004年当時、テルアビブ近郊の大規模な住宅地開発の許可を巡り業者に便宜を図る見返りに合わせて6万シェケル(日本円でおよそ150万円)を受け取った罪などに問われ、イスラエルの最高裁判所で1年7か月の禁錮刑を言い渡されました。
判決を受けて、オルメルト前首相は15日、イスラエル中部にある刑務所に収監されました。イスラエルで首相経験者が収監されたのは初めてのことです。これに先立ってオルメルト前首相はビデオメッセージを公開し「イスラエルの市民を守るため最高の責任を負っていた私はきょうから塀の向こうに行く。いかに苦痛なことか」と述べ、改めて無罪を訴えました。
オルメルト前首相は首相在任中、パレスチナ暫定自治政府との和平交渉に前向きに取り組んだとされていますが、事件による失脚は、結果として現在のネタニヤフ首相による右派強硬路線を招くことになりました。
判決を受けて、オルメルト前首相は15日、イスラエル中部にある刑務所に収監されました。イスラエルで首相経験者が収監されたのは初めてのことです。これに先立ってオルメルト前首相はビデオメッセージを公開し「イスラエルの市民を守るため最高の責任を負っていた私はきょうから塀の向こうに行く。いかに苦痛なことか」と述べ、改めて無罪を訴えました。
オルメルト前首相は首相在任中、パレスチナ暫定自治政府との和平交渉に前向きに取り組んだとされていますが、事件による失脚は、結果として現在のネタニヤフ首相による右派強硬路線を招くことになりました。