ジュネーブ=松尾一郎
2016年2月17日00時21分
北朝鮮の人権状況を調べる国連のダルスマン特別報告者は、北朝鮮で「人道に対する罪」に相当する人権侵害が行われてきているとして、金正恩(キムジョンウン)第1書記を含む北朝鮮指導部の刑事責任追及の方法を検討するように促す報告書をまとめ、国連人権理事会に提出した。報告書の内容は、今月29日に始まる人権理の定例会合で検討される。
報告書は、北朝鮮の人権状況について「残念ながら改善してきていない」と指摘。人権理に対して、新たな独立専門家グループを設立して責任を追及する方法を検討することを求めた。また、人権理や特別報告者、人権高等弁務官が公式に、金正恩氏ら北朝鮮の指導者に対して、責任追及のための調査対象になりうることを勧告するよう調整することなどを求めた。(ジュネーブ=松尾一郎)
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朝日新聞国際報道部
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