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 主要産油国のサウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国は16日、原油の生産量を1月の水準に据え置き、増産をしないことで合意した。ほかの産油国も同意することが条件で、イランやイラクなど増産を続ける国の協調を得られるかが焦点となる。

 カタールの首都ドーハでの担当相による会合で合意した。原油価格が値下がりし始めた2014年半ば以降、石油輸出国機構(OPEC)非加盟のロシアも含めた産油国の間で、生産調整について具体的な合意ができたのは初めてとなる。

 歴史的な原油安が続くなかでも、サウジ、カタール、ベネズエラが加盟するOPECの原油生産量は過去最高水準で、1月の生産量は昨年12月にくらべ、日量約30万バレル増えた。ロシアも1月の生産量は12月より増えた。これ以上増やさない取り決めをすることで、過剰供給と原油安に歯止めをかけるねらいがある。

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