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日本証券業協会 証券2社に過怠金命じる処分
2月16日 22時30分

日本証券業協会は、16日、情報管理や内部管理に不備があったとして、外資系証券の「ドイツ証券」に3000万円、証券大手の「SMBC日興証券」に2000万円の過怠金をそれぞれ支払うよう命じる処分を出しました。
発表によりますと、日本証券業協会はドイツ証券に対し、情報管理に不備があったとして、3000万円の過怠金を支払うよう命じる処分を出しました。協会によりますと、ドイツ証券では、アナリストが上場企業から入手した公表前の業績に関する情報を営業担当者らに伝え、このうち2人がこの情報をもとに顧客に対して株式の売買の勧誘を行っていたということです。
この件では去年12月、金融庁がドイツ証券に対し、再発防止などを求める業務改善命令を出していて、東京証券取引所も16日、6000万円の過怠金を支払うよう命じる処分を出しました。
また、日本証券業協会はSMBC日興証券に対し、内部管理に不備があったとして2000万円の過怠金を支払うよう命じる処分を出しました。
協会によりますと、SMBC日興証券では、元執行役員が知り合いに株式の公開買い付けの情報を事前に教えインサイダー取引をそそのかしたとして平成25年に1審で有罪判決を受け、元執行役員の控訴も棄却されたということです。
この件では、東京証券取引所も2年前、1000万円の過怠金を支払うようSMBC日興証券に命じています。

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