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伝統芸能継承、課題探る 「地域のたから」事例説明会

 県とNPO法人民俗芸能を継承するふくしまの会が今年度実施した「地域のたから」民俗芸能復興サポート事業の事例説明会は13日、郡山市中央公民館で開かれ、伝統芸能の継承に向けた課題や解決策について意見を交わした。
 約150人が参加した。懸田弘訓副理事長が県内の民俗芸能の特色や、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で伝統芸能の継承が困難になった例などを説明した。民俗芸能の意義を「住民の生きがいとなり地域の仲間意識を高める」とし、再興に向けて指導者の周りの協力体制を確立する重要性を伝えた。
 浪江町の川添芸能保存会の石沢孝行会長、相馬市の原釜神楽保存会の伊東正芳会長が震災発生から活動再開までの経緯や資金不足の苦労、今後の取り組みなどを語った。両保存会による神楽の公演も行われた。

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伝統芸能継承の課題などを話す石沢会長(中央)
伝統芸能継承の課題などを話す石沢会長(中央)

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