第二回目は、「あいさつ」です。
主なあいさつの言葉
主なあいさつの言葉です。()内は、あいさつされたときの返し言葉です。
- 出社したとき おはようございます
- 外出するとき 行ってきます (いってらっしゃい(ませ))
- 帰社したとき ただいま戻りました (お帰りなさい(ませ))
- 退社するとき お先に失礼します (お疲れさまでした)
- 頼みごとをするとき お手数ですが[申し訳ありませんが]よろしくお願いします
- 指示等をされたとき かしこまりました
*目上のひとに対しての「ご苦労さま」はNGワードとなります。
「お疲れさま」も良くないのでは?という意見もありますが、一般的には問題ありません。詳細は「お疲れ様」はNGワードか?を参照してください。
*「OK」を意図した返事は、いつも「かしこまりました」だと言う方も言われるほうも疲れますので、TPOに応じて「分かりました」「了解しました」なども使い分けることになるでしょう。
ただ、上司からの指示・命令に対しては、「かしこまりました」「承知しました」を、スッと言えるように練習しておきましょう。
「いいですよ」「分かりました」「了解しました」は、使ってはいけないNGワードか?!
*社外対応時は、「お世話になります」を使うケースが多いですね。
シチュエーション
オフィス内
最寄り駅~玄関~執務室までは、出会う人に普通に「おはようございます」でよろしいのですが、執務室に入るとき以降は、会社によって異なります。
まず、出入り口で大きな声で「おはようございます」とあいさつしたあと、自分のデスクに向かいますが、その間に座っている人に対して、歩きながら何度かあいさつする、というのが一般的です。
(遠く奥にいる人のところまでは、わざわざ行かないということです)
問題は、上司へのあいさつ。
朝は、自分のデスクのところからあいさつして良しの会社があれば、上司のデスクまで行ってあいさつする会社もあります。
(上司のほうが遅く来る場合が多いとは思いますが・・・)
なお、外出時は、上司のデスクまで行って、「○○へ行ってきます」と報告してから出かけるのが一般的です。
また、会社によっては、大声でのあいさつはNGのところもあります。
これらは、先輩等に確認してください。
会社内
社内で他部署の人とすれ違ったりするときには、軽く会釈するか、「お疲れさまです」などと声をかけるかします。
来訪者とすれ違うときは、軽く会釈するか、「こんにちは」「いらっしゃいませ」と声をかけます。
ここで言う来訪者は、「顔見知りではない人」が対象となるからでしょうか・・・、会釈等が出来ていない会社が、存外に多いのですね。
それどころか、うさんくさげにジロジロ見てくる人がいる場合も・・・。
訪問する立場からすれば、あいさつされると気分が良いですし、しっかりと行き届いた会社との印象を持ちます。
会社としてルール化されていなくても、率先してあいさつすると良いと思います。
会社の外
外でも出会えばあいさつするのは当然ですが、上司が他社の人と一緒の場合は、その人を知っていてもいなくても、まずはその人に対してあいさつすることです。
特に知らない人の場合には、上司に対して先にあいさつしてしまいがちですが、大変失礼な振る舞いとなりますので気をつけましょう。
(なお、出会った場所や上司と一緒の人の様子によっては、大人の対応としてスルーすることも必要です(笑))
お辞儀
お辞儀のポイントは以下のとおりです(男性用)。
- 身体全体でお辞儀する
背筋を伸ばし、腰から上の一直線を保ったまま前傾させるイメージです。
首だけを曲げ過ぎたり、アゴを突き出すようなお辞儀はNGです。
- 傾斜角度は、会釈15度、通常30度、最敬礼45度。この角度で一旦止める
- 両手は指先を伸ばして、ズボンの縫い目に中指を沿わせる
- 足のつま先は相手に向けて45~60度開け、かかとはつける
*特にお辞儀の角度は、自分ではなかなか分からないので、誰かに見てもらったほうがよいでしょう。
最後に
言わずもがなですが、あいさつは基本中の基本、社会人うんぬん以前に、人としてやって当たり前のことですよね。
ところが残念なことに、まともにあいさつをしない人が、少なからずいます。
特に、会社内での社員同士のあいさつができない、もしくは、やらない人がいますが、年配者でやる気がなくなった人に多く見られるように思います。
あなたが入社してこういう人たちと出くわしたなら、あいさつも含め、どういう行動を取っているか、じっくりと観察してみることをお奨めします。
きっと、あなたにとって良き「反面教師」になってくれると思いますよ。
それと、そういう人に対して、「おはようございます」とあいさつしても、きっと無視されると思います。
それでも絶対にあいさつは続けてください。
それでは、また、次回!