格闘技にも匹敵する その激しさから、マダーボール〔Murderball〕(殺人球技)とも呼ばれる車椅子ラグビー(ウィルチェアラグビー)。
数あるパラリンピック競技の中で唯一「タックル」が公式に認められている格闘球技です。
▲今井選手がちょっと後ろに隠れちゃってますけどね(笑)
この車椅子の足もとを見れば、この競技の激しさ、ぶつかり合いのすさまじさが お分かりになると思います。
足回りの部品がボッコボコ (@_@;)!!
足でも挟まれようもんなら、涙がちょちょぎれそうですよ >_<
まぁそもそも車椅子でないラグビー自体がかなり痛そうな球技ではあるんですけれどもね(笑)
さて今回は、車椅子ラグビー日本代表チームが誇る鉄壁のガード、今井友明選手のプロフィールや経歴、パラリンピック金メダルへの期待などについて語ってみたいと思います *^_^*♪
左:今井友明選手/中:池 透暢キャプテン/右:渡邉翔太選手
上の写真で真ん中に写っているのが日本代表キャプテンの池 透暢選手です。
⇒ 車椅子ラグビー日本代表キャプテン池透暢選手のwikiプロフ!
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今井友明選手ってどんな人?
今井選手は千葉市の職員です。
現在は、税務関係の窓口で証明書の発行などの業務を担当しているのだそうです。
日本のスポーツ選手の多くは、仕事をしながら競技に取り組んでいます。
その努力と忍耐には頭が下がります (T_T)
「遠征で長期間不在にすることもありますが、皆さん理解してくださり、協力も得られています」と今井選手。
車椅子ラグビーチーム同様、メンバーに恵まれているようですね^^
メンタルを調えるために、試合の前にはデフ・テック〔Def Tech〕のマイ・ウェイ〔My Way〕を聴くんだそうです *^_^*♪
今井友明選手のwiki風プロフィール
【名前】今井 友明
【読み方】いまい・ともあき
【年齢】33歳(執筆時)
【生年月日】1983(昭和58)年
【干支】いのしし年
【出身地】千葉県我孫子市
【職業】千葉市職員(勤続15年)
【所属チーム】RIZE(千葉)
【障害レベル】クラス1.0
クラス1.0
腹筋・背筋の機能がなく座位バランスがとれないため、背もたれから離れたプレイはできません。
体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻すとき、上肢(手)を使います。
脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋することができません。
▲このことを知って、とても驚いたんです。
心身ともにズタボロの状態ではないですか。
しかも、キラキラと輝く青春時代を奪われたわけです。
もし同じことが自分の身に起こったら・・・って考えると・・・言葉も出ません。
今井選手の愛称は「クリ」。
坊主頭にしていたとき、ドラゴンボールの「クリリン」になぞらえて つけられた あだ名なんだそうです(笑)
▼手前がクリリン
知らない人いないんじゃないかと思いますけどね。ま、一応 (^_^;)
▼小学生との交流では、「困難に直面してもあきらめない」強い心を持つことを伝えます。
今井少年に降りかかった痛ましい事故
今井少年は中学3年生(14歳)のとき、プールに飛び込んだはずみに底で頭を打ち、首の骨を折るという痛ましい事故に見舞われました。
プールの底に沈んで顔を出さない今井少年を心配し、友人たちが引き揚げてくれました。
意識が戻ったとき、彼は病院のベッドの上でした。
この事故で首から下を動かすことができなくなってしまった今井少年。
目が覚めたときは、自発呼吸もできない状態で、首には人工呼吸器が装着されていたのだそうです。
自分の身に何が起こっているのか全く理解できずにいた今井少年。
リハビリのための病院に転院し、そこで初めてわが身に降りかかった不幸な事故のことを知り、そしてこれからのことを聴かされたのでした。
子供のころからスポーツが大好きだった今井少年は、どこまでも続く暗い暗いトンネルの中に迷い込んだような気持ちだったことでしょう・・・。
筆舌に尽くしがたい壮絶な体験です。
それからというもの、今井少年は何をする気力も起きず、落ち込む日々だったそうです。
ですが、その施設に入院している同世代の人たち、そして自分よりもずっと小さい子供たちまでもが懸命にリハビリに取り組む姿を見ているうちに、少しずつ気持ちが変わっていきます。
必死にリハビリに取り組んだ結果、四肢には力が入りづらいものの、車椅子の操縦ができるようになり、自力で移動することが可能になりました。
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車椅子ラグビー日本代表キャプテンの池 透暢選手の記事はこちらです *^_^*♪
⇒ 車椅子ラグビー日本代表キャプテン池透暢選手のwikiプロフ!
今井選手と車椅子ラグビーとの出会い
その後、既に青年と呼ばれる年齢に差し掛かっていたスポーツ少年は、車椅子に乗ったままできるスポーツを探していました。
そのとき車椅子ラグビーに誘ってくれたのが、同じRIZEに所属する日本代表選手・官野一彦〔かんの・かずひこ〕さん(クラス2.0)です。
官野さんは日本代表のキャプテンも務めたことがある一流の選手です。
さて、このとき初めて車椅子ラグビーを見て今井青年が感じたことは・・・
「この競技、何かちょっと野蛮だな」(笑)
それでは、ちょっと野蛮?!な動画をごらんください(笑)
今井選手のホームチームRIZEでの体験を撮影されたものです。
今井青年が車椅子ラグビーと出会ったのは7年前の2009年、25歳のときのことでした。
慣れない人にとっては恐ろしく危険に感じられる「車椅子どうしをぶつけ合う」という非日常的な体験ですが、今井青年は何とも言えない刺激を感じます。
そこからどんどん車椅子ラグビーの魅力に引き込まれていったと言います。
そして2012年に千葉のRIZE(ライズ)に入団、さらに腕を磨いて翌年には日本代表に名を連ね、現在も大活躍中です!
車椅子どうしの激しいぶつかり合いを、まるで試合開始のゴングのように感じたとリオパラ出場を決めた後のインタビューで今井選手は語っています。
また、車椅子ラグビーの魅力のひとつに、頭を使った緻密〔ちみつ〕な戦略が必要だというポイントもあるんだそうです。
なるほど~~~ただの肉弾戦ではないんですね!
今井選手の得意とするところ
今井選手は、頸椎を著しく損傷しているため、腕の屈伸や手のひらを広げることができません。
海外の選手とも対等に渡り合うためには、スピードとパワーをつけることが重要視されます。
そのため、急な坂道を利用しての自主トレを欠かしません。
今井選手は自らのハードルを定め、それを克服するため、日々トレーニングに励んでいます。
「メンバーの気持ちを奮い立たせ、引っ張っていけるような存在になりたい」と抱負を語る今井選手。
目下の目標は、世界のトップレベルの人たちと戦って勝ち、メダルを手にすることです。
▼今井選手の主な役割は、相手選手のブロック。
巧みに相手の行く手を阻みます。
味方の攻撃をサポートする とても重要なポジションなんです。
手を思うように動かすことができないため、池キャプテンのようなロングパスはできません。
自分にできることは何かを考え、今井選手なりのベストを尽くし、紡ぎ出した答えなんですね^^
リオパラリンピック出場権獲得おめでとうございますヽ(^o^)丿
ブラジルのリオ(リオデジャネイロ市)で開催される第15回パラリンピック(2016年9月7日~9月18日)では、初のメダル獲得に期待感マックス!!
金メダルも夢じゃありません!!
イギリスの首都ロンドンで開催された第14回パラリンピック(2012年8月29日~9月9日)では惜しくも4位に終わり涙を飲みましたから、次回こそは・・・との思いは より強いのではないかと思います。
心から応援しています。
頑張ってくださいねっ!!!
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本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました *^_^*♪
画像出典:nhk.or.jp*wrtj.jp