本田(手前右)はチームメートの手荒い祝福を受けた(共同)【拡大】
圧巻のゴールだ。1-0の後半19分。本田が中盤でボールを受けるとタイミングをはかるようにドリブルでつっかける。相手DFが目の前から消えたわずかな隙を見逃さなかった。約30メートルのペナルティーエリア外から得意の左足を一閃。無回転のボールは変化しながら芝生にバウンドしてゴール右隅に吸い込まれた。
「漠然とコースがあいている感じだった。今までの流れでは外す流れだったが、打ってみようかなと。入るときは入りますよね」
思い切りのよさが功を奏した。リーグ戦での得点は2014年10月19日のベローナ戦以来、483日ぶり。左胸のエンブレムに口づけし、今季初得点の喜びを表現した。
ピッチで躍動した。9試合連続で先発すると前半4分に強烈な左足ミドルシュートを放ち、相手ゴールを脅かした。この直後には、右サイドで味方の縦パスをゴールラインぎりぎりで拾い、左足のクロス。FWバッカの先制点につなげた。