アラフォー独身男の婚活ブログ

山田さんはプロらしく体勢を立て直す。

「なんか変な紹介になってしまいましたが、きちんとお互いご紹介しないといけませんね。すみません。」

一息間をおく。

「こちらがもりおさんです。プロフィール等は、麻美子さんすでにご覧になっていますよね。」

「はい。」

「こちらが麻美子さんです。もりおさんも大丈夫ですか？」

「はい。大丈夫です。」

「私はここまでなので、あとはもりおさん、男性として麻美子さんをエスコートしてあげて下さいね。」

「わかりました。お任せ下さい！」

自分の力強い発言と麻美子さんのちょっと困ったリアクションに温度差を感じる。

「それではよろしくお願いいたします。」

担当者はロビーをあとにした。

「すみません。僕テンション高かったですかね。」

「いえ、そんなことないですよ。」

「フォローありがとうございます。ではあちらでお茶しましょうか。」

「はい、よろしくお願いします。」

明らかに自分の温度の高さが自分でもわかる。この高低の温度差をフラットにするべく会話の地ならしをしていかなければ。