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近所にできてほしい店をまた見つけました。
先日、東京都北区十条にあるタイ人が経営する居酒屋フォーマットのタイ料理屋「イサーン」を紹介したが(こちらの記事)、豊島区の練馬と江古田には「ひょうたん」という日本人が経営する立ち飲みタイ料理屋があるそうだ。
タイ料理×立ち飲み=ひょうたん。これまた謎が多い方程式だなと、ひょっこり西武池袋線へと乗りこんだ。 「ひょうたん」という名のタイ料理屋へまだ明るい時間に江古田駅へと到着。目指すは漢字で「福道」と書いてひょうたんと読むタイ料理の立ち飲み屋。その名の由来は理解した範囲で後ほど紹介する。
ひょうたんは一号店の練馬店と二号店の江古田店があり、今回やってきたのはオーナーがこの日に出勤していた江古田店。こちらは昨年夏にオープンしたばかりとのこと。 江古田駅で練馬らしい区報をゲット。
お店を案内してくれるのは、江古田に20年以上住んでいたことがあり、現在も練馬区在住だというライターの安田理央さん。
練馬店を行きつけにしており、江古田店は今日で2回目。ひょうたんは「タイ料理屋」としてではなく、「居心地の良い飲み屋」として利用しているそうだ。 「昔はコンパっていう形態の店がたくさんあったんだよ。残っているのはここだけかなー」と、風俗史に詳しい安田さんの解説を聞きながら店へと向かう。
安田さんと会うのはまだ二回目。共通の知り合いの話などで距離感を詰めながらしばらく進むと、日本の文化にはない派手さを放っている店があった。
ここが「福道」と書いて「ひょうたん」と読む、立ち食いスタイルのタイ料理屋のようだ。 居抜き物件感満載!
ひょうたんのとっくりから生ビールが出てきたらどうしよう。
見慣れた間取りに見慣れぬ内装異国への扉をくぐる気分で入店すると、そこは確かに日本の立ち飲み屋フォーマットで営業するタイ料理屋だった。
見慣れた間取りなんだけれど全然違う、同じ団地に住む留学生の家みたいな違和感。キンミヤのボトルなど隠しきれない日本っぽさに安らぎを覚える。 壁がピンク!写真を白黒にしたら普通の立ち飲み屋に見えるかもね。
カウンターに並ぶ大皿料理が、里芋の煮物やポテトサラダじゃないんですよ。
でもずらっとキープされているのはキンミヤ焼酎だったりする。
これでキンミヤ焼酎を割って飲みたい。
タイにもエイヒレってあるのか!
味が予想できない海外のスナック菓子で飲めるっていいよね。
日本とタイが国際結婚したみたいな立ち飲み屋である。なんだか聞きたいこと、突っ込みたいことだらけ。
さっそくパクチーが好きそうなオーナーに話を伺ってみた。 タイに惚れこんだオーナーの岡沼さん。ベストがかっこいいですね。
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