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我が子の生存率は50%…医師に中絶をすすめられたパパママの決断とは

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子どもが生まれると忙しい毎日のなか、「我が子がこの世に誕生するまで、あと何日?」と指折り数えた日々のことを思い出すということはなかなかないかもしれません。しかし今となりに当たり前のようにいてくれる子どもは、かけがえのない存在ですよね。そんなことを改めて思い出させてくれるエピソードをご紹介させてください

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多くのパパママたちにとって妊娠してから出産までのとつきとおかは、これから生まれてくる赤ちゃんのことを想いどきどきわくわくした時間になることでしょう。

しかしそんな気持ちの中、医師に赤ちゃんの生存率が50%になると宣言された夫婦がいます。

赤ちゃんの生存率が50%…幸せだった夫婦への悲しい宣告

イギリスのリバプールに住むホリーさんは待望の妊娠をします。
夫のフィルさんとともに、少しずつ大きくなるお腹を見ながら子どもが生まれるのを楽しみにしていました。

しかしそんな二人に悲しい宣告があったのは、20週の検診の時、
なんと赤ちゃんに問題があるとのことで、医師に中絶をすすめられたのです。

その時までホリーさんもフィルさんも、ただ赤ちゃんの誕生を幸せな気持ちで待ち望んでいる夫婦で、まさか、自分たちにそのような試練が待ち構えていたとは思いもしませんでした。

赤ちゃんは先天性横隔膜ヘルニアと呼ばれる病気で、横隔膜の欠損により内臓が胸腔の中に入り込んでしまい、赤ちゃんの肺が形成されなくなってしまうという状態だったのです。
そのため、赤ちゃんが無事に生まれてきたとしても、肺呼吸がができないかもしれないという可能性がありました。

「やっぱり、我が子の顔が見たい」可能性にかけた夫婦の決断

医師から中絶をすすめられたホリーさんとフィルさん。

生まれても不自由するかもしれないという想いもよぎりましたが、ホリーさんたち夫婦は自らの選択によって赤ちゃんの命を絶ってしまうことはできませんでした。

たとえ生き延びることができなかったとしても、少しでも生存の可能性があるのなら…と、出産することを決めたのです。

しかし出産を決めたホリーさんたちですが、赤ちゃんに出会える日を指折り数えて心待ちにする…ということができなかったと言います。

赤ちゃんが死産してしまったら?生まれてくることができたとしても、その後は?

そんなことを考えると、出産を心待ちにして赤ちゃんの家具や服を買いそろえるといった楽しみを満喫することもできず、必要最低限のものを用意するのが精いっぱいでした。

いよいよ赤ちゃん。…そして訪れた奇跡!

そんな不安な毎日が続く中、ついに出産のときを迎えます。
10人以上の医師に見守られる中、ホリーさんたちの願いも届き赤ちゃんは無事誕生しました。

しかし肺が未成熟だった赤ちゃんは、自分の力で呼吸することができません。
すぐに、誕生したばかりの赤ちゃんの喉にチューブが入れられると、そのまま緊急手術のため、小児科のある病院に搬送されます。
そして本来あるべき位置に内臓を戻すため、4時間にも渡る大手術を受けることになりました。

手術の間の4時間という時間はホリーさんたち夫婦にとって、とても長い時間に思えたようです。

しかし手術は無事成功!
小さな体にも関わらずつらい試練に立ち向かった赤ちゃんは、奇跡的に自分の肺で呼吸することができるようになりました。

家族に訪れた素晴らしい命と幸せ

奇跡の中生まれた赤ちゃんは、ペニーという名前をつけてもらいました。

ペニーちゃんは1カ月ほど入院した後、無事病院から退院することができます。
病院にいる間に、小さかった肺も出産のときから比べると、2倍の大きさにまで成長したのでした。


小さな赤ちゃんだったペニーちゃんはすくすく成長していきます。
そんなペニーちゃんのことをフィルさんとホリーさんの夫婦は、“自分たちが知っている中でもっとも勇気のある人間だ”と言います。

元気に成長したペニーちゃんとパパママであるホリーさんたちは、誰よりも幸せな家族となることができました。

大変な局面を乗り越えた家族たちは、もはや恐れることはないでしょう。
家族は強い絆で結ばれているからです。
そして、ペニーが生きてこの世に存在してくれていること、そのことが何よりすばらしいことなのです。

我が子よ!生まれてきてくれてありがとう

みなさんはこのエピソードを知って何を感じましたか?

私はこのエピソードを知って、妊娠や出産の体験のすばらしさの他に、もう一つ家族の絆の大切さに改めて気がつきました。
普段、子育ての忙しさからついつい子どもたちが今ここにいてくれているという尊さや、家族の絆の大切さを忘れてしまいがちになっていました。

みなさんもきっと、子どもの反抗に腹を立てたり、夫のちょっとした言動にイライラしてしまうこともあると思います。
しかしそんな葛藤も、幸せの中の1シーンだということを忘れないでいたいものですよね。

家族の幸せは家族で一緒に築いていくもの。
ホリーさんたち家族のエピソードは、幸せであることの意味についても教えてくれている気がします。

子育てしていると、特に大きな理由はないのに苛立ってしまうようなことや、落ち込んでしまったりすることがありますが、そんな時こそもう一度思い出してみましょう!
生まれて来てくれたという、そのことだけで何より嬉しく感じられたあの日のことを。

参照元:Baby girl born with her stomach and intestines inside her CHEST survives - despite doctors advising her parents to consider an abortion

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小鳥大好き!

優しい旦那も好きだけど、かわいい息子に夢中な私。
そんな私の親友でもある娘はパパに恋してるみたい。

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