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国連報告書 キム第1書記ら「人道に対する罪」も
2月16日 9時12分

北朝鮮の人権状況を調査している国連の担当者は、国連人権理事会に提出する新たな報告書をまとめ、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記らは「人道に対する罪」に当たる可能性があり、国際社会は責任を追及する方法を検討すべきだとしています。
新たな報告書をまとめたのは、北朝鮮の人権状況の調査を担当している国連のダルスマン特別報告者です。報告書でダルスマン氏は国連人権理事会に対し、キム・ジョンウン第1書記ら北朝鮮の幹部は「人道に対する罪」に当たる可能性があり、国際社会は責任を追及する方法を検討すべきだとしています。
報告書は国連人権理事会に対し、検討を行う専門家のグループを設けることなどを提案したうえで、北朝鮮に対し、ただちに人権の侵害をやめ拉致被害者や家族らのために日韓との協議に取り組むべきだなどと指摘しています。
ダルスマン氏はことし1月、来日した際に日本で拉致被害者の家族などと会談して、「刑事責任を追及することが拉致被害者の帰国を早める手だての一つになりうる」と述べていて、今回の報告書はその考えを反映したかたちとなっています。
国連総会は去年12月、北朝鮮による人権侵害が「人道に対する罪」に当たるとして安全保障理事会に対し、国際刑事裁判所への付託を求める決議を前年に続いて採択しましたが、中国やロシアなどは人権問題を取り上げることに反対しています。

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