トップページ国際ニュース一覧イスラエル「襲撃の半数近く 20歳以下の犯行」
ニュース詳細

イスラエル「襲撃の半数近く 20歳以下の犯行」
2月16日 8時33分

イスラエルの情報機関は、パレスチナ人による襲撃事件が去年10月以降、220件以上に上り、このうち半数近くが20歳以下の若者による犯行だと発表し、双方の間の緊張が緩和に向かう見通しは立っていません。
イスラエルとパレスチナの間では、エルサレムの聖地を巡る対立をきっかけに去年10月以降、緊張が高まっています。
イスラエルの情報機関は15日、ナイフや車などを使ったパレスチナ人による襲撃事件が、去年10月からの4か月間で未遂も含めて228件に上り、このうち半数近くが20歳以下の若者による犯行だとする統計を発表しました。
この間に殺害されたイスラエル人は27人に上り、一方、パレスチナ人は少なくとも160人で、このうち半数以上が襲撃事件の現場でイスラエルの治安部隊などに射殺されていて、パレスチナや欧米の一部からは過剰な武力の行使だとして批判が出ています。
またパレスチナ側には、一部の事件が治安部隊や入植者によるでっちあげだとする見方が根強く、イスラエルに対する嫌悪感も一層高まっています。
一連の事件について、パレスチナ暫定自治政府は相次ぐ暴力を非難したうえで、「イスラエルの占領や入植政策が続くなか、若者たちが未来に希望を失った結果だ」としています。しかし、イスラエル政府は「過激思想に基づくテロであり、パレスチナに対する占領政策とは関係ない」として強硬な態度を崩しておらず、緊張が緩和に向かう見通しは立っていません。

関連ニュース

k10010410771000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ