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大気汚染が深刻なインドで日本人向け説明会
2月16日 4時53分

大気汚染が深刻なインドで日本人向け説明会
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大気汚染物質PM2.5の年間の平均濃度が世界の都市のなかで最も高かったインドの首都ニューデリーやその近郊に住む日本人向けの説明会が行われ、専門家が、健康への影響が出ていないか健康診断の定期的な受診を促しました。
この説明会は、現地の日本大使館などがニューデリー近郊で15日行ったもので、日系企業の駐在員を中心に150人が参加しました。
はじめに大使館の担当者が、ニューデリーでは、おととし公表されたWHO=世界保健機関の調査で、大気汚染物質PM2.5の年間の平均濃度が世界の都市のなかで最も高くなるなど、経済成長に伴い、大気汚染が深刻化している現状を説明しました。
そして、日本から招かれた、大気汚染の人体への影響を研究している専門家が、高濃度の汚染にさらされ続けると、肺機能の低下や心筋梗塞などのリスクが高まると考えられていることなどを紹介したうえで、室内では空気清浄機を利用し、大気汚染が深刻な期間は外出を控えるよう呼びかけました。
参加者からは、健康管理に関する質問が多く寄せられ、専門家は、健康診断を定期的に受診し、肺機能などに異常がないか調べるよう促しました。
ニューデリーとその近郊では、現在、在留届を出している日本人が4000人を超え、日本人学校では教室に空気清浄機を配備するなど、大気汚染への対策が課題となっています。
参加した駐在員は、「インドでは、ビジネスが伸びているので駐在任期も長いほうが効率がいいとされますが、社員の健康とのバランスを考える必要があると思います」と話していました。

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